北京冬季五輪を「中国テイスト」が席巻―中国メディア

人民網日本語版    2022年2月17日(木) 12時30分

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北京冬季五輪では中国の要素を至る所で目にすることができる。

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フリースタイルスキー女子中国代表の谷愛凌(アイリーン・グー)の金の龍が描かれたスキーウェアやアイスホッケー中国代表の龍が描かれたヘルメットと防具。そしてフィギュアスケートの王詩玥/柳鑫宇ペアの「千里江山図」をモチーフにしたコスチューム、雲頂スキー公園競技場の「万里の長城」をモチーフにしたスロープスタイルコースなど、北京冬季五輪では中国の要素を至る所で目にすることができる。そしてこうした要素は、緊迫した空気の中で繰り広げられる競技に華を添え、世界に中国独特の美学や趣を伝えている。

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4日に1次リーグでデンマークと対戦した女子アイスホッケー中国代表のゴールキーパーの周嘉鷹は金の龍が描かれたヘルメットや足を守るパッドなど、中国の要素満載の防具で登場し、覇気に満ちあふれていた。

また7日、男子スノーボードスロープスタイル決勝が雲頂スキー公園競技場で行われた。各国の選手は同競技場に到着すると、「万里の長城」の要素やのろし台、望楼などをモチーフにした障害物が設置されたスロープスタイルコースが目の前に広がっており、気分を高揚させていた。スノーボード女子スロープスタイルで優勝したニュージーランドのゾイ・サドフスキシノットは、「本当に驚嘆させられるコース。アイス・スノーアートである『雪の万里の長城』は、これまでに見たことのないコース」と語った。

そして8日には、中国代表のアイリーン・グーがフリースタイルスキー女子ビッグエアで金メダルを獲得した。同時にアイリーン・グーが着ているスキーウェアの背中に描かれた金の龍が注目を集めた。

また9日午後、北京冬季五輪・パラリンピックメインメディアセンター(MMC)で大会の表彰式やデザインに関する記者会見が開かれた。記者会見では、メダリスト用の「氷墩墩(ビンドゥンドゥン)」は、周りに「松竹梅」をテーマにした金色の飾りが付けられていることが説明された。「松竹梅」は、中国で「歳寒三友」とも呼ばれ、強靭で粘り強く、旺盛な生命力を表し、メダリストを称え、敬意を示し、祝福する思いが込められているという。

13日夜に行われたショートトラックスピードスケート男子500メートルでは、中国の武大靖が、「華夏戦神孫大聖」と名付けられた、「斉天大聖」とも呼ばれる孫悟空が金色で描かれた赤いヘルメットをかぶって登場した。

さらに14日に首都体育館で行われたフィギュアスケート・アイスダンスのフリーで、中国の王詩玥/柳鑫宇ペアが北宋の名画「千里江山図」の雄大な自然の情景をモチーフにしたコスチュームで登場し、人々の注目を集めた。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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