障害者団体のデモで遅延が続くソウルの地下鉄…市民からは処罰を求める国民請願も

Record Korea    2022年2月21日(月) 19時20分

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ソウルの地下鉄で障害者団体がデモを行い、運行が遅延する事態が続いている。写真はソウルの地下鉄。

ソウルの地下鉄で障害者団体がデモを行い、運行が遅延する事態が続いている。2月16日、韓国メディア・毎日経済が報じた。

記事によると、韓国の全国障害者差別撤廃連帯(全障連)は、16日の午前7時30分ごろからソウルの地下鉄5号線「東大門歴史文化公園」駅を始点に地下鉄の乗り降りを繰り返す「乗降車デモ」を実施。その後「光化門」駅を経て4号線の「恵化」駅でデモを終えたが、この影響により一時上り列車の運行に遅延が生じた。

このような事態は今回が初めてではなく、15日の午前8時ごろにも同団体のデモにより5号線の上下線で遅延が発生し、11日の午後6時30分にも3号線の上下線で運行に乱れが生じている。

全障連は昨年の12月6日より、障害者の権利や予算確保を求め、出勤・退勤時間に合わせてソウルの地下鉄で宣伝活動を行ってきた。主な要求事項は、「障害者の特別交通手段と障害者の生涯教育施設運営費に対する国費責任及び補助金法の施行令改正」や、「障害者の脱施設化予算の増額」などである。

しかし相次ぐ遅延を受け、市民からは不満の声も上がっているという。毎日5号線を利用するという20代の会社員は、「不便だがここまでする理由があると思うので、普段より1時間早く出て出勤している」と話す。また別の30代会社員は「数日前、出勤途中に3号線が途中停止していまい遅刻した。障害者の方の苦しみや立場は理解するが、この方法が正しいのかどうかは分からない」と語っているとのこと。

4日には大統領府の国民請願掲示板に、「社会的被害を誘発するデモを処罰してほしい」という内容の国民請願も登場した。ソウル市蘆原区に住むという請願者は、「障害者が不便な状況の改善を求めるのは正当な権利」としつつも、「一部の障害者団体が罪のない市民に時間的・金銭的な被害を及ぼしている」として処罰を求めているという。

一方で全障連は15日、Facebookを通じて「昨日と今日、全障連のホームページが集中攻撃を受け、サーバーがダウンした。Googleドライブもファイルが削除されている」と発表。また、「『恵化』駅に貼られたポスターは誰かに剥がされ、一生懸命に演説をする障害者の活動家は、道行く人から暴言や脅迫を浴びた。『全障連の本部に火をつけると』いう脅迫まで受けた」と語った。そして「移動したい、教育を受けたい、働きたいという叫び声に対し、嫌悪ではなく応援の言葉を掛けてほしい。誰かのためではなく、皆のための地下鉄にするために市民の応援が必要」と主張したという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「なぜ出勤を妨害するのか理解できない」「自分たちの目的のためなら他人に迷惑を掛けてもいいの?このままじゃますます偏見が広まると思う」「デモは個人の権利だが、他人に害を与える権利はない」「程よいところでとどまってくれないと支持できない」「これまでは公共交通機関を利用する障害者の人を見ると場所を譲りたくなったけど、最近のデモでそういう気持ちは消えてしまった」「彼らの受け取る障害者手当や補助金などがどこから出ているか知れば、こういう行為はできないと思う。どうせなら大統領府や国会に直接訴えるべきでは?」など、同団体に批判的な声が多く寄せられている。(翻訳・編集/丸山

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