中国の新疆ウイグル自治区支配、要は「生産建設兵団」―豪紙

Record China    2014年6月2日(月) 6時30分

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28日、新疆各地に駐屯する準軍事組織にして大規模な農業生産力を持つ生産建設兵団は、新疆ウイグル自治区統治の要だという。写真は新疆ウイグル自治区で行われた対テロ演習。

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2014年5月28日、オーストラリア誌ビジネス・ウォッチャーは新疆生産建設兵団を取り上げた。30日付で環球時報が伝えた。

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かつて東インド会社は大英帝国のインド支配の最前線を担った。その東インド会社とよく似た組織がある。それが中国の新疆生産建設兵団だ。兵団は260万人を擁する準軍事組織。新疆ウイグル自治区各地に14の師団が散在し、交通と国境の要衝を押さえている。同時に巨大な農業組織でもあり、世界トップ級の綿花とケチャップの生産者でもある。

新疆生産建設兵団こそ、中国がこの不安定な地域をどう「飼い慣らしているか」の鍵となっている。先月、習近平(シー・ジンピン)国家主席は新疆ウイグル自治区を視察した際、「兵団は強化あるのみ、削減はない」と明言した。兵団の力は今後さらに増強されることになるだろう。中国政府はテロリストと新疆独立勢力の取り締まりに力を入れる方針を示しているが。その中で兵団はさらに大きな役割を担うことになるだろう。(翻訳・編集/KT)

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