アイリーン・グーは「原子力発電所のスキー会場」で金メダルを取った?―米華字メディア

Record China    2022年2月11日(金) 16時0分

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10日、米華字メディア・多維新聞は、北京冬季五輪フリースタイルスキー女子ビッグエアの谷愛凌が金メダルを獲得した試合会場が「元原子力発電所内にある」という誤った情報がネット上に流れていると報じた。

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2022年2月10日、米華字メディア・多維新聞は、北京冬季五輪フリースタイルスキー女子ビッグエアのアイリーン・グーが金メダルを獲得した試合会場が「元原子力発電所内にある」という誤った情報がネット上に流れていると報じた。

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記事は、北京市石景山区にある首鋼ビッグエア競技場のスキージャンプ台で8日、フリースタイルスキー女子ビッグエアのアイリーン・グー(簡体字中国語表記は谷愛凌)が金メダルを獲得したと紹介。この競技場はかつて首都鋼鉄集団が所有していた工業団地内に建設された、工業遺跡を活用した競技会場であり、今は使われなくなった冷却塔や大煙突をバックに競技を行う特徴的な風景は、多くの外国選手や記者から称賛を受けていると伝えた。また、夜は美しい「工場夜景」の中にジャンプ台が浮かび上がることから、「初めて来たときにはがっかりしたが、ライトアップを見てすごいと思った」といった感想も見られるとした。

一方で、米国の著名企業家マーク・アンドリーセン氏が「ゲレンデのそばに核反応炉が建っている」などと憤りを示したほか、この競技場が建設された経緯を理解していない一部のネットユーザーがすでに稼働停止している冷却塔を原子炉と誤った認識を持っていると指摘。これに対して、北京冬季五輪組織委員会の広報担当者が10日の記者会見で「SNS上で、製鉄会社の冷却塔が核施設と称されているが、これは完全なる誤り。首鋼ビッグエア競技場のジャンプ台は冬季五輪史上初めて工業遺産をそのまま再利用した施設であり、世界で初めて永久保存されるビッグエアジャンプ台でもある」と説明したことを伝えた。(翻訳・編集/川尻

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