Record China 2022年2月9日(水) 13時20分
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ショートトラック中国代表のコーチを務めるビクトル・アンさんに韓国から批判の声が上がっていることについて、中国のレジェンド・王濛氏が「韓国にはビクトル・アンをののしる資格はない」と主張した。
スピードスケート・ショートトラック中国代表のテクニカルコーチを務めるビクトル・アンさんに韓国から批判の声が上がっていることについて、中国のレジェンド・王濛(ワン・モン)氏が「韓国にはビクトル・アンをののしる資格はない」と主張した。8日付で複数の中国メディアが伝えた。
元ショートトラック選手のアンコーチは韓国出身だが、韓国内の競技環境の問題から2011年にロシアに国籍を変更し、14年のソチ五輪で金メダル3個を獲得するなど活躍。現在は韓国のライバル・中国のコーチを務めており、韓国内では「裏切り者」とのイメージも根強い。
今回の北京五輪ショートトラックでは、5日に行われた2000メートル混合リレーで韓国が失格になる一方で中国が金メダルを獲得したことや、男子1000メートルでも韓国の2選手が失格になる一方で中国が優勝したことで、アンコーチやその家族に批判の矛先が向かった。
アンコーチは8日に自身のSNSで「私自身への非難は受け入れるが、何の罪もない家族が苦しむのは耐えられない」と家族へのネット上の中傷があることを明かし、そうした行為をやめるよう呼び掛けた。
一方、この問題について、20年まで中国代表のコーチを務めていたショートトラック界のレジェンド・王濛氏は「韓国には彼をののしる資格はない」と主張。「彼は韓国ではなく、ロシアから来た。彼の引退後、私たち中国が彼にオファーを出し、指導に来てほしいと頼んだ。当時はどこも彼にコーチとして指導する場を与えなかった。その場を与えたのは中国だ」と強い口調で述べた。(翻訳・編集/北田)
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