ウイグル出身選手を聖火ランナーに、米国からの批判に中国外交部が反論

Record China    2022年2月8日(火) 17時50分

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7日、米華字メディア・多維新聞は、北京五輪開会式の聖火リレーで新疆ウイグル自治区出身の選手が最終ランナーを務めたことについて、中国外交部の報道官が米政府関係者の批判に反発したことを報じた。

2022年2月7日、北京五輪開会式の聖火リレーで新疆ウイグル自治区出身の選手が最終ランナーを務めたことについて、中国外交部の報道官が米政府関係者の批判に反発した。

4日に行われた同五輪開会式の聖火リレー最終ランナーに新疆出身のクロスカントリースキー選手、ジニゲル・イラムジャンさんが起用されたことについて、米国のトーマス・グリーンフィールド国連大使が7日、少数民族に対する迫害への視線を分散する意図があると批判し「われわれはそこ(新疆)でジェノサイドが起きていることを知っており、バイデン米大統領も非難している」とコメントした。

一方、中国外交部の趙立堅(ジャオ・リージエン)報道官は同日「新疆でジェノサイドが起きているというのは世紀の大うそだ。冬季五輪を利用して悪意をもって(中国を)おとしめようとする政治的な扇動が人心を得られることはなく、ましてや成功することもない。必ずや、各国のアスリートを含めた国際社会の非難、反対を受けることだろう」と反論した。

また、趙報道官はジニゲルさんについて同五輪に出場するアスリートであり、試合やセレモニーに参加する権利を持っていること、同五輪の聖火リレーの選抜には明確な基準があり、個人の意思、試合の成績、年齢、知名度、民族などのさまざまな要素を総合的に考慮することで、幅広い層を代表する性質を十分に持っていることを併せて説明した。(翻訳・編集/川尻

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