2022年2月6日、IT之家は、中国のIT機器大手・ファーウェイ（華為技術）がサウジアラビアの教育機関とICT人材育成の覚書に署名したと報じた。

記事は、リヤドで行われた国際的な技術会議でサウジデジタルアカデミーのCEOとファーウェイ現地法人の技術投資副首席執行官が覚書に署名したと紹介。覚書にはファーウェイが認証する情報技術、通信証書計画を通じて、人工知能、クラウドコンピューティング、ネットワークセキュリティー、5Gネットワークの専門人材約8000人を育成することなどが盛り込まれているとした。

また、両者は今後数年間、ファーウェイによる中東技術・通信コンテストを共同開催するほか、ファーウェイのシステムを利用してサウジアラビア人トレーナー100人の研修プログラムを実施し、認証証書を発行するといったプロジェクトも実施すると伝えている。

記事は、中国がサウジアラビアにとって最大の貿易パートナーであること、サウジアラビアが先ごろメタバース、ブロックチェーンを始めとする次世代技術に対して数十億ドルの投資を行うと発表したことを両者の提携の背景として紹介した。（翻訳・編集/川尻）