台湾スピードスケート選手、中国代表のウエア着た姿をSNSに投稿し物議―中国メディア

Record China    2022年2月4日(金) 16時20分

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3日、観察者網は、北京五輪のスピードスケート種目に出場する台湾の選手が中国代表のウエアを着用した映像をSNSで公開したことで批判を浴びたと報じた。

北京冬季五輪のスピードスケート種目に出場する台湾の選手が中国代表のウエアを着用した映像をSNSで公開したことで批判を浴びている。3日付で中国メディアの観察者網が伝えた。

記事によると、7日に行われる北京五輪スピードスケート女子1500メートルに出場する台湾の黄郁●(ホアン・ユーティン、●=女ヘンに亭)が23日にインスタグラム上で、中国の国旗や「CHINA」の文字がデザインされた中国代表のウエアを着用してトレーニングする動画を公開した。

記事は、この動画が台湾で物議を醸したとし、「親民進党系メディアは『敵軍のウエアを着用』といった表現を用いて黄を集団攻撃し、民進党支持者からも『中国本土代表で試合に出ればいい。われわれの出場枠を無駄遣いするな』『もう台湾に戻ってこなくていい。恥さらしが』『金もうけのアイテムを手に入れたのか』といった批判や揶揄(やゆ)が続々と書き込まれた」と紹介した。

また、ネット上の批判に対して黄が「残念ながら金もうけのアイテムではない。何年か前にドイツで一緒にトレーニングした中国代表の友人がプレゼントしてくれたというだけの話」と説明したものの批判の声は止まず、黄は2日に動画を削除するとともに「無用なコメントやメッセージがあまりにも多いので、動画を削除した。みんなリンクを離れれば良い友達同士なのに! 私を応援してくれなくても構わないけれど、(私を批判するばかりでなく)応援している選手にエールを送ることを忘れないで!」とのコメントを残したことを伝えている。

記事は、この件について台湾教育部体育署の林哲宏(リン・ジャーホン)副署長が3日に「単に仲良しの相手からもらったウエアを着用しただけ、との説明を受けた。本人もすでに謝罪している。センシティブさに欠けた行為ではあるが処罰するには及ばない。SNSでの発言に注意するよう、選手やコーチ陣と意思疎通を続けていく」とコメントし事態の収束を図ったものの、メディアやネット上での黄に対する攻撃は収まるどころか動画の撮影を手伝ったチームメートまで探し出して攻撃する状況になっていると伝えた。(翻訳・編集/川尻

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