韓国のコロナ最新事情…若者は「感染認証ショット」、老人・妊婦は「外出恐怖症」

Record Korea    2022年2月6日(日) 20時0分

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韓国で新型コロナウイルスの新規感染者数が2万人を超える中、市民の反応は二極化を見せているという。写真はソウル。

韓国で新型コロナウイルスの新規感染者数が2万人を超える中、市民の反応は二極化を見せているという。2月3日、韓国・朝鮮日報が報じた。

記事によると、韓国では感染者数の急増に伴い、市民の間ではもはや新型コロナウイルスへの感染や検査が日常のものになっている。現在、韓国における累積感染者数は88万人で、累積検査件数は1億2551万件に達する。国民60人のうち1人が陽性判定を受けたことがあり、国民1人当たり検査を2回以上受けている計算になる。

最近SNS上では、若者を中心に自身や家族の感染状況について、自己検査キットや陽性通知メールの写真と共にアップする「認証投稿」が増えているという。「誰でも感染し得る環境であり、自分の経験に基づく情報を他の人に伝えたい」という気持ちで投稿する人が多いといい、YouTubeでも「隔離生活のVlog(ブイログ、『ビデオ』と『ブログ』の合成語)」「感染Q&A」などの映像が多数公開されている。

一方で、基礎疾患のある人や妊婦、ワクチン未接種者などは不安が増しており、外出自体を控える傾向にあるとのこと。臨月の妻がいる会社員のキムさん(35)も、「自分が感染すれば妻と胎児の命にも危険が及び、産院も急に変更しなければならなくなる」とし、「最近は出勤するのが怖い」と話している。

また、感染者の急増に伴い政府や自治体の対応に対する不満も高まっているといい、「新型コロナウイルスの陽性通知メールを受け取ったが、1日経過しても隔離期間や在宅治療について何の案内もなく、酸素飽和度測定器や薬などの救護用品も届いていない」「在宅療養中に生後4カ月の子どもが熱を出し、どう対処すべきか迷ったが、区役所の担当者は電話にも出なかった」などのクレームが寄せられているという。

企業も旧正月の連休以後、職員の間で感染が広がることを恐れており、「カカオ」は3日以降全従業員の出勤を原則的に禁じ、自己検査を終えた人のみやむを得ない場合に限り出勤を認めることを決定。「SKイノベーション」も先月25日、職員に自己検査キットを3・4個ずつ配布し、連休後に出勤する場合は陰性であることを確認するよう指示しているという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「オミクロン株の登場により新型コロナウイルスでの死亡率はインフルエンザレベルにまで落ちている。政府はワクチン接種で死亡した人に補償をし、今すぐ防疫規則を撤廃すべき」「風邪程度のことで社会を麻痺させてる。選挙前には感染者が10万人を超えるだろうね」「認証ショットを撮れるということ自体、感染しても大したことがないと言う意味では?体調が悪ければそんな余裕はないんだから」「ワクチン未接種者たちは別に肺炎を恐れてはいない。むしろワクチンを恐れてる」「ワクチンを打っても感染するのだから、未接種者を犯罪者扱いしたり接種を強要したりするのはやめて」など、現状の制度に対する不満の声が相次いでいる。(翻訳・編集/丸山

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