ソウルでタクシーの相乗りが40年ぶりに復活、同性のみ可能

Record Korea    2022年1月30日(日) 19時30分

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28日、韓国・朝鮮日報は「1982年から法律で禁じられていたタクシーの相乗りが40年ぶりに合法化され、ソウルで復活する」と伝えた。写真は韓国のタクシー。

2022年1月28日、韓国・朝鮮日報は「1982年から法律で禁じられていたタクシーの相乗りが40年ぶりに合法化され、ソウルで復活する」と伝えた。

ソウル市によると、昨年7月に改正されたタクシー発展法が28日から施行される。改正法は、運送プラットフォーム(タクシー配車アプリ)を通じて相乗りを仲介する場合、同乗を認めるとしている。

韓国ではタクシーの相乗りが1970年代によく行われていたが、運転手が乗客の意思とは関係なく追加の乗客を乗せていたため、途中で頻繁に止まったり、複数の目的地を回ったりするなどして料金問題が頻発。1982年に法律で禁じられた。しかし、今回の法改正により、「配車アプリを利用した自発的な相乗りに限り認める」こととなった。法律上、適用地域は制限されていないが、現在、必要なシステムが構築されているのはソウルのみだという。相乗りが可能な時間は午後10時~翌日午前10時まで。相乗りサービスを使用するには、専用アプリをスマホにインストールし実名で登録し、本人名義のクレジットカードを決済手段とする必要がある。また、相乗りの不安払拭と安全面を考慮し、同乗できるのは同性のみとなっている。

現在、利用可能なアプリは1種類のみだが、ソウル市は今後、さまざまな事業者が参加するアプリをサービスできるよう積極的に支援していく方針だという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「タクシーの相乗りなんて怖いよ」「相乗りによる犯罪が予想される。非常に危険な発想だ」「犯罪に悪用されかねない。再検討すべき」「与党はタクシー運転手からの票を稼ぐために国民の安全を放棄した」など相乗りへの不信感の声や、「面白いね。旧正月に家族でも集まるなと言ってるくせに、タクシーの相乗り?コロナが終息してからならまだしも…」「コロナで外食もできず自由を抑圧されているのに、相乗りを許可?」「政府はどうかしてる」など、「コロナのこのご時世に?」という声が殺到している。

一方で、「石油の一滴も出ないこの国では、タクシーの相乗りが合法化されるべきだ。同じ方向に向かうのに1人しか乗らないのは非経済的だ」など賛成派のコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)

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