Record China 2022年1月25日(火) 18時20分
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日本の電車内で男が男子生徒(17)に暴行したにもかかわらず、乗り合わせたほかの乗客らが制止しようとしなかったことが中国でも注目を集めている。
日本の電車内で男が高校2年の男子生徒(17)に暴行を加えた事件で、乗り合わせたほかの乗客らが制止しようとしなかったことが中国でも注目を集めている。
警察は23日、宇都宮市の飲食店従業員・宮本一馬容疑者(28)を傷害の容疑で逮捕した。宮本容疑者はJR宇都宮線の車内で喫煙しているのを注意されたことに立腹。男子生徒に殴る蹴るの暴行を加えた上、自治医大駅のホームに降りた後にも暴行を続けた。男子生徒は顔の骨を折るなどの重傷を負った。宮本容疑者は「相手がけんかを売ってきた」などと容疑を認めている。なお、テレビ朝日によると、暴行は10分以上にわたって行われ、男子生徒の友人3人は止めようとしたものの、他の乗客は止めようとしなかったという。
この事件は環球網や澎湃新聞など、中国の大手メディアも報じており、特に「周囲の乗客が誰も止めなかった」という点が強調されて伝えられている。
中国のネットユーザーからは「(男子生徒は)公共の利益のために声を上げたのに、誰も加勢しないとは」「大人から教えられたことを少年がしたのに、大人たちはそれをする勇気がない」「日本ってモラルの高いところではなかったのか?」「日本人は昔から冷たい。『自分は迷惑をかけないからあなたもこちらに迷惑をかけるなよ』という考え」「北京に長くいるけど、地下鉄車内でたばこ吸ってる人なんて見たことない」といった声が上がった。
一方で、「中国国内も大差ない。騒動が起きても誰も気にしない」「中国も同じだ。善人がばかを見る」「中国人も同じ。自分に関係がないと偉そうにし、自分に関係があっても手を出して制止しようとしない。他人任せで巻き込まれるのを恐れている」といった声も少なくなかった。
このほか、「少年はすごい勇気だと思う」「マナーがなっていない人間はどこにでもいるんだな」「止めようとした3人の友人も『乗客』に入るのでは?」といった感想が寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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