数字を見れば新疆が発展してきたのは明らか、現地専門家が豊富な証拠を提示―中国

中国新聞社    2022年1月17日(月) 17時30分

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新疆師範大学マルクス主義学院の梁玉春副院長が人口関連を中心にさまざまな状況を紹介して、新疆は間違いなく発展してきたと説明した。写真は新疆西部のカシュガル地区で撮影。

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米国は、中国新疆ウイグル自治区などでウイグル人迫害が実施されているとして中国を強く批判している。中国は米国の言い分は事実無根と反論している。新疆師範大学マルクス主義学院の梁玉春副院長はこのほど、中国メディアの中国新聞社の取材に応じ、人口関連を中心にさまざまな状況を紹介して、新疆は間違いなく発展してきたと説明した。以下は、劉教授の言葉に若干の説明内容を追加して再構成したものだ。

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■新疆の人口は1949年以来、増加し続けてきた

「新疆の人口発展」と題された白書によると、中華人民共和国が成立した1949年の新疆の人口はわずか433万人程度だった。しかし人口は大幅に増え続け、1964年には約727万人、1978年には1233万人、2000年には1846万人で、20年には2585万2300万人に達した。

新疆では人口の「質」も向上している。15歳以上の人が教育を受けた年数は2010年には平均9.27年だったが、2020年には10.11年に伸びた。人口10万人当たりの大卒以上の学歴を持つ人は、2010年には1万635人だったが、2020年には1万6536人にまで増えた。

1949年の新疆には中学・高校が9カ所しかなく、大学は1カ所だけだった。しかし2020年時点の中学・高校の数は1211カ所で、大学は56カ所に達した。1949年までの新疆では、医療機関が54カ所しかなく、病床数は計696床だった。2019年時点の医療機関数は1万8376カ所で、病床数は18万6426床に達した。1949年時点の新疆住人の平均寿命は30歳に満たなかったが、2019年には74.7歳になった。

カシュガル地区のウイグル族の学生たち

■人口増加にブレーキがかかるのは世界共通の現象

全世界の状況を見れば、いずれの国や民族も社会や経済が発展すれば、自分自身の願望をかなえたいという価値観が強まり、晩婚と少子化が進む。その結果、出生率は低下する。

新疆でも人々の意識は変化した。どの民族の人でも子をより少なく、より遅く持ちたいとの気持ちが強まってきた。新疆における人口増加は2018年に減速し始めた。これは全世界に共通の法則に合致する。

新疆において人口が最も多い民族は、1949年から現在に至るまで一貫してウイグル族だ。「新疆の人口発展」によると、1953年時点のウイグル族人口は約361万人で、1964年には399万人に達した。1990年は719万人で、2000年には835万人、2020年には1162万人に達した。

2000年から2020年におけるウイグル族人口の年平均増加率は1.67%で、同じ時期の全国の少数民族人口の年平均増加率の0.83%を大きく上回った。また、2000年には15歳以上のウイグル族が受けた教育期間は平均7.06年だったが、2020年には9.19年に伸びた。人口10万人当たりの大学卒業以上の学歴を持つ人は、2020年には2010年比6540人増の8944人と激増した。

2020年における人口構成で、ウイグル族の場合には0-14歳が30.51%、15-59歳が60.95%、60歳以上は8.54%だった。新疆の全住民については0-14歳が22.46%、15-59歳が66.26%、60歳以上は11.28%だ。ウイグル族の方が若年層の比率が多いということは、今後についても有利ということになる。

新疆ではカザフ族など他の少数民族についても、人口関連の統計は同様の傾向を示している。乳幼児死亡率が著しく低下して平均寿命が安定して伸びている点でも同じだ。

■数字が語る、「新疆でのジェノサイト」は事実無根

新疆では各民族の人口が安定して増加しつづけており、中でもウイグル族の人口は一貫して最多だ。この事実はまさに、米国など西側の反中勢力による「新疆でジェノサイド(民族絶滅政策)が行われている」との主張には、現実の根拠が全くなく、徹頭徹尾虚言であることを十分に説明している。

カシュガル地区のウイグル族の子供

米国など西側の反中勢力は、中国の対新疆政策とその大きな成果を故意に中傷し、新疆における民族関係で挑発しいる。新疆を利用して中国を制し、中国の国際的なイメージを損ねて中国の発展を阻止しようとする陰険な下心があるだけだ。

こういった欺瞞に対して、国際的に反発の動きが強まっている。フランスではジャーナリストで作家のマキシム・ビバスが「ウイグル・フェイクニュースの終結」というノンフィクションを著して、「新疆でジェノサイド」は反中勢力が作り出したフェイク情報だと発表した。

新疆における人口の推移状況は、新疆の経済や社会の発展の必然の結果であり、生き生きとした描写だ。新疆では中華人民共和国の成立以来、天地を覆すほどの進歩の歴史が刻まれてきたのだ。(構成 / 如月隼人

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