次に並ぶ列は、煎餅果子を買うための列でありますように!―中国メディア

人民網日本語版    2022年1月17日(月) 10時40分

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イラストレーターの陳雨婷さんがこのほど発表した新作のイラストが、再びネットで大きな話題となっている。

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2020年の年初、新型コロナウイルス感染拡大が生じていた湖北省武漢市にエールを送ったイラストが人々の心に温もりを与えた。その擬人化された中国全土のグルメが武漢名物グルメの熱乾麺にエールを送るというイラストは、困難を共に克服するよう多くの人々を鼓舞した。そしてその作者であるイラストレーターの陳雨婷(チェン・ユーティン)さんがこのほど発表した新作のイラストが、再びネットで大きな話題となっている。中国新聞社が伝えた。

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現在、新型コロナウイルス感染拡大が続く天津市では、以前なら人々が列に並ぶのは天津名物の「煎餅果子(中国式クレープ)」を買い求める時だったが、今はPCR検査を受けるために列に並んでいる。この天津市の「現在と過去」を対比させたイラストは、人々に感染拡大前の「活気ある日常」を思い起こさせている。

そしてこのイラストに描かれているディティールに、多くのネットユーザーが「こだわりぬいている!」とコメントを寄せている。

なぜなら、イラストに描かれている新型コロナ業務に関わるスタッフは、片手に天津名物の「快板(拍子をとる竹製の楽器)」を、もう一方の手に拡声器を持ちながら人々に注意を促しており、寒さに震えながら並ぶ若者が被っている布団には、早朝から深夜まで懸命に働くことを例えた四字熟語「披星戴月」を意図するような月と星の模様が描かれていたからだ。

そしてこのイラストを通じて多くのネットユーザーが驚きと共に知ったのが、天津で煎餅果子を買う場合には、持参したタマゴで作ってもらえるということだった。

ハンドルネーム「陳小桃momo」の名で活動している陳雨婷さんは根っからの天津っ子。天津大学を卒業した彼女は現在、フリーランスのイラストレーターとして活躍している。

陳さんにとってイラストとは一種の表現スタイルであり、彼女は自身の作品を通じて新型コロナと闘う人々に感謝の気持ちを伝えるとともに、一日も早く感染が収束し、故郷と感染拡大によって影響を受けている多くの都市が以前のような「活気ある日常」を取り戻してほしいと願っている。

陳さんがイラストを投稿した微博(ウェイボー)のコメント欄には、「次に並ぶ列は、煎餅果子を買うための列でありますように!」というコメントが寄せられていた。(提供/人民網日本語版・編集/TG)

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