【北京冬季五輪豆知識】選手の食事に胡椒などのスパイスを使わないのはなぜ?

人民網日本語版    2022年1月13日(木) 17時50分

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北京冬季五輪・パラリンピック期間に選手に用意される食事は非常にきめ細かく配慮されたメニューとなり、胡椒や花椒、ローリエなど普段よく使用するスパイス約50種類の使用を禁じる厳格な標準も設けられている。

北京冬季五輪・パラリンピックの開催期間中、選手のために678種類のメニューが用意される。非常にきめ細かく配慮されたメニューとなっており、胡椒や花椒(四川山椒)、ローリエなど普段よく使用するスパイス約50種類の使用を禁じる厳格な標準も設けられている。

これらのスパイスの使用を禁じる理由は、これらが植物由来のドーピング薬に属するものであるためで、ヒゲナミンの成分が検出されることがあり、この成分はドーピング対象薬のリストに入っているからだ。

化学構造と性質に基づき、植物由来のドーピング薬は主に4つに分類される。糖質コルチコイド、ステロイド、ゼラノール、β2受容体作動薬だ。胡椒や花椒などの調味料からはヒゲナミンが検出されることがあり、これはドーピング対象薬のリストのβ2受容体作動薬の中に含まれており、その使用が厳格に禁止されている。

それでは私たちが普段の生活で胡椒や花椒を食べても体に影響はないのだろうか?専門家によると、植物由来のドーピング薬には食物中に自然に存在する内因性薬と人為的に添加された外因性薬の2種類がある。そのうちドーピング薬を自然に含む食品は含有量が少なく、一般の人が日常的に摂取しても体への害はないため、安心して食べてよいという。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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