日本で起きた中国人留学生殺害めぐる訴訟、元ルームメートに経済損失と慰謝料支払い命じる判決―中国

Record China    2022年1月10日(月) 14時40分

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中国山東省青島市城陽区の裁判所は10日、原告の江秋蓮さんと被告の劉暖曦さんとの生命権訴訟で一審判決を言い渡した。

中国山東省青島市城陽区の人民法院(裁判所)は10日、原告の江秋蓮(ジアン・チウリエン)さんと被告の劉暖曦(リウ・ヌワンシー、劉鑫から改名)さんとの生命権訴訟で一審判決を言い渡した。

中国のニュースサイトの環球網などによると、江秋蓮さんは、2016年に東京都内のアパート前でルームメートだった劉暖曦さんの元交際相手の男に刺殺された中国人留学生の女性、江歌(ジアン・ガー)さんの母親。

江歌さんは、劉暖曦さんを東京都中野区の中野駅まで迎えに行き、住んでいたアパートまで帰ってきた際、入り口で劉暖曦さんの元交際の男と出会って口論となり、殺害された。

事件当時、現場の状況などから、劉暖曦さんが江歌さんを助けようとしなかったのではないかとの指摘があることや、事件後に劉暖曦さんがネット上で江秋蓮さんを刺激するような発言をしたことなどから、江秋蓮さんは劉暖曦さんを相手に訴訟を起こしていた。

山東省青島市城陽区の人民法院は、被告は江歌さんの友人であり被救助者でありながら自身に起因する危険性について江歌さんにありのままに伝えず、危険が迫った際にも自己防衛のために他人の生命の安全を顧みず、江歌さんを居所の前で妨げて死に至らしめたのには明らかな過失があり、相応の民事責任を負わなければならないとして、被告に対し、判決の効力発生日から10日以内に原告に各種経済損失49万6000元(約900万円)および精神損害の慰謝料20万元(約363万円)を支払うよう命じた。(翻訳・編集/柳川)

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