「イカゲーム」が米ゴールデングローブ賞授賞式を「ボイコット」=韓国ネットは賛同「立派な選択」

Record Korea    2022年1月7日(金) 9時20分

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Netflixオリジナルドラマ「イカゲーム」の関係者が、ゴールデングローブ賞の授賞式に参加しないことが分かった。資料写真。

2022年1月6日、韓国メディア・ハンギョレによると、Netflixオリジナルドラマ「イカゲーム」の関係者がゴールデングローブ賞の授賞式に参加しないことが分かった。

現地時間9日に米カリフォルニア州の「ザ・ビバリーヒルズ・ホテル」で開催予定の第79回ゴールデングローブ賞授賞式で、「イカゲーム」はテレビドラマ部門の作品賞と主演男優賞(イ・ジョンジェ)、助演男優賞(オ・ヨンス)にノミネートされている。

しかし、イ・ジョンジェの所属事務所は6日、イが授賞式には参加しないことを発表。事務所関係者は「他のスケジュールや授賞式参加に伴う自主隔離期間などを考慮すると参加は困難」とし、「昨年からゴールデングローブ賞が人種差別やジェンダー問題などにより、ハリウッドから非難されている雰囲気も考慮した」と説明した。ファン・ドンヒョク監督と俳優のオ・ヨンスも授賞式には参加しないという。

ゴールデングローブ賞は米アカデミー賞と共に米国の二大映画授賞式に挙げられてきたが、白人中心の会員構成やジェンダー問題、不透明な財政管理に伴う不正・腐敗疑惑が近年相次いで浮上した。記事は「協会は昨年の授賞式以後、黒人記者を含む新会員21人を迎え入れるなどの内部改革を行ったと主張しているが、ハリウッドの反応は依然として冷たい」と伝えている。

記事によると、現在までにハリウッドスターを顧客に持つ100社以上の広報代理店が授賞式の不参加を宣言し、主要制作会社もボイコットに参加している。Netflixはボイコットを明言してはいないものの、今回の授賞式には「イカゲーム」をはじめとする自社作品を出品しなかった。ノミネート作品の選定は出品の有無にかかわらず行われたという。

韓国のネットユーザーからは、「米国は覇権を握る国なのだから、こういう問題にも抗議し、時間がかかっても改善させるべき」「今後も白人優越主義を貫くならば、世界から無視されて滅びるはず」「立派な選択。オスカーの前哨戦と言われていたゴールデングローブ賞も、今や没落に向かっている」「どうせ賞はもらえなくて、引き立て役にされるだけだよ」「全米映画俳優組合賞もあるしね。そこで受賞すればアカデミー賞でも90%以上受賞できる」「われわれも外国人労働者や宗教や人種で他人を差別するのはやめよう」など、賛成意見が多く寄せられている。

一方で、「コロナのせいで行きたくないのを別の理由でごまかしているだけでは?」などのコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山

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