Record China 2022年1月5日(水) 0時20分
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中国湖南省の中学校のグラウンドから16年前に失踪した学校職員の遺体が発見された事件で、起訴された24人全員に実刑判決が下った。
中国湖南省の中学校のグラウンドから16年前に失踪した学校職員の遺体が発見された事件で、起訴された24人全員に実刑判決が下った。中国メディアの澎湃新聞が伝えた。
2003年、湖南省懐化市新晃トン族自治県の新晃第一中学校のグラウンドの工事を違法に請け負っていた杜少平(ドゥー・シャオピン)元死刑囚は、同校の職員で工事の管理者だったトウ世平(ダン・シーピン)さんを、トラブルの末に仲間と共謀して殺害。工事中のグラウンドに遺体を埋めた。
トウさんは失踪したとみられていたが、19年に別の事件で取り調べを受けた杜元死刑囚がトウさんの殺害を自供したことで事件が発覚。杜元死刑囚のおじで同校の校長だった黄炳松(ホアン・ビンソン)被告が当時の県の公安局党委員会副書記や政治委員ら公職者を抱き込んだことで事件の捜査が妨害されていたことも明らかになった。
19年11月には事件に関わったとされる25人が逮捕・起訴される衝撃の展開に。このうち、杜元死刑囚には一審、二審ともに死刑判決が下った(20年1月20日に刑を執行)ほか、黄被告には懲役15年の判決が下った。そして、21年12月31日に湖南省懐化市で行われた人民代表大会第一次会議での同市人民検察院の報告で、起訴されていたその他の被告全員について実刑判決が下ったことが明らかにされた。
ネットユーザーからは事件解決を喜ぶ声がある一方で、「肝心のその他の被告の判決がどこを探しても見当たらないのだが」「量刑がどのくらいかがポイントなのに」「事件を隠蔽(いんぺい)した連中にどんな判決が下ったか教えてくれ」といった声も上がっている。(翻訳・編集/北田)
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