軍事境界線越え北朝鮮入りした男性、1年前の脱北者と同一人物だった=韓国ネット「警備がずさん」

Record Korea    2022年1月4日(火) 17時20分

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3日、韓国・聯合ニュースは、1日に江原道の軍事境界線を越え北朝鮮入りした人物について「20年11月に同じ場所で北朝鮮から韓国に入ってきた北朝鮮男性と同一人物だった」と伝えた。写真は南北境界の板門店。

2022年1月3日、韓国・聯合ニュースは、1日に江原(カンウォン)道の軍事境界線を越え北朝鮮入りした人物について「20年11月に同じ場所で北朝鮮から韓国に入ってきた北朝鮮男性と同一人物だと確認された」と伝えた。

記事によると、男性は30代前半。第22師団監視所(GOP)の鉄柵を乗り越えて北朝鮮に入った。付近の監視カメラの映像を分析した結果、20年11月に脱北してきた男性と同一人物だと判断されたという。男性は当時、情報当局の調べに対し「器械体操の経験がある」と供述しており、体重約50キロ、身長も低めの小柄な体格であることから、高さ約3メートルの鉄柵を比較的容易に乗り越えることができたとみられている。

韓国軍当局は男性の身元について具体的に説明していないが、韓国では清掃作業員として働き、経済的に豊かではない生活をしていたとされている。先月30日から連絡が取れなくなっていたという。スパイ容疑については、国防部関係者が「事実ではないと判断される」と話している。

軍当局は2日午前と午後の2回、軍通信線で北朝鮮側に通知文を送った。北朝鮮側からは受信確認の返信があったものの、韓国側からの身辺保護の要求に対する返答はまだないという。軍と情報当局によると、北朝鮮の兵士3人が非武装地帯(DMZ)に入った男性に接触し連れて行く様子が確認されていることから、男性の身辺に異常はないとみられるという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「1回でも難しいことを2回もやってのけるなんて」「北朝鮮軍はなぜこの男性を殺さなかったのか。韓国民のことは海で銃殺したというのに」「スパイだったんでしょ」「任務を完遂して戻ってきたスパイを銃殺するわけがない。超歓待するだろうね」「一般人なわけないよね」「スパイがスパイですと言うもんか」「特殊な訓練を受けてたんでしょ。体操選手だというのはうそ」など、男性は北朝鮮のスパイに違いないというコメントが多く寄せられている。

また「簡単に脱北して、簡単に戻っていく。これが文在寅(ムン・ジェイン)大統領の望む国防の現実か」「文政権がスパイだと判断するわけがない」「一体どこの国の軍隊なんだ?」「軍事境界線付近の警備態勢がこんなにずさんでいいのか」「韓国軍のありさまに、怒りを通り越して悲しみを感じる」など政府と軍当局への批判も殺到している。(翻訳・編集/麻江)

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