中国工業・情報化部原材料工業司の常国武（チャン・グオウー）副司長は29日に行われた「第14次五カ年計画原材料工業発展計画」発表会で、「これから関係当局と共に、レアアース業界の秩序整理を一層強化し、企業の生産・経営の秩序を持続的に規範化する。レアアース企業が市場化と法治化の原則を踏まえて合併・再編を展開することを奨励する」と述べた。中国新聞社が伝えた。

レアアースは再生不可能な重要な戦略的資源だ。数十年に及ぶ努力を経て、中国は鉱山の開発採掘、精錬分離、製品開発、末端の応用をカバーするレアアース全産業チェーン体系を構築しており、世界の主要なレアアース生産国、応用国、輸出国になった。

常氏は発表会で、「第14次五カ年計画（2021－25年）期間には、レアアース産業のグリーン化、スマート化、先端化へのモデル転換を推進していく」と述べた。

常氏は、「工業・情報化部はこれから関係当局と共に、レアアース産業の秩序整理を一層強化し、レアアース企業が市場化と法治化の原則を踏まえて合併・再編を展開することを奨励し、レアアース企業グループが川下の産業チェーンへと発展して、各自の成長能力とブランド影響力を向上させることを支援する」とした。

また常氏は、「産業の技術イノベーション能力を向上させ、産業のグリーン・スマートへのモデル転換を推進していく。同時に、中国国内市場と国際市場の2つの資源を統一的に利用することも必要だ。レアアースの探査権と採掘権を適切に秩序よく開放し、探査の取り組みを強化し、科学的で合理的なレアアース二次資源総合回収メカニズムを構築し、レアアース企業が国際開発協力に秩序よく参加するよう誘導する必要がある」との見方を示した。（提供/人民網日本語版・編集/KS）