インターネットのQ＆Aコンテンツプラットフォームの知乎は27日、2021年のコンテンツ総まとめの結果を発表した。今年、「いいね！」をたくさん獲得したコンテンツ、今年の質問100、今年の動画などを振り返り、プラットフォーム内のデータを活用して、21年にユーザーが最も関心を寄せた10の出来事・話題を選び出した。中国新聞網が伝えた。

統計によると、今年、知乎のユーザーが最も関心を寄せた出来事は、▽中国共産党創立100周年▽新型コロナウイルスワクチンの国民全員を対象とした無料接種▽中国・インド国境で国を守った英雄▽中国独自の宇宙ステーションでのシリーズ任務▽火星探査車「祝融号」の火星着陸▽「ハイブリッド米の父」袁隆平博士の死去▽河南省の記録的豪雨・水害▽2020年東京五輪・パラリンピック▽アフガニスタンの政局の変動▽華為技術（ファーウェイ）の孟晩舟氏の祖国への帰還だった。

こうした社会の注目点に対し、知乎のユーザーは大量の質の高いコンテンツを作り出し、大勢のネットユーザーの間で話題をさらった。「河南省の複数の地域で豪雨が続きこれまでの記録を超える豪雨になった。現地の状況は？どんな水害対策措置を取ればいいのか？」という問いに対し、回答者の「甄昊元」さんは6000字余りの「豪雨から助かる方法ガイドブック」をまとめた。これには屋外にいる時と建物の中にいる時の避難方法、危険な状況を回避する方法、緊急持ち出し品チェックリスト、救急当局への連絡方法などのコンテンツが含まれ、被災した人々を着実にサポートでき、1万8000件以上の「いいね！」を獲得した。

社会の注目点だけでなく、知乎は「いいね！」をたくさん獲得したコンテンツも振り返った。「どんな時にふと『中国に住んでいて本当によかった』と感じるか？」との問いには、回答者の「拉費耳伯爵」さんは、一番安い乗車券が1元（約18円）の鈍行列車に言及し、「こんな建設のコストもメンテナンスのコストも永久に回収できない列車が、中国では81路線も走っている」との答えが評判を呼び、最終的に6万6000件の「いいね！」を獲得した。（提供/人民網日本語版・編集/KS）