2021年12月27日、韓国メディア・韓国経済は、「韓国のボーイズグループ防弾少年団（BTS）の市場波及力が注目を集めている」と報じた。

記事によると、韓国の食品会社「パルド（八道）」が来年2～3月の発売を目標に、現在販売されている製品よりも20％容量を増やした「パルドビビン麺カップ」の製造を進めていることが分かった。パルド側は「カップタイプのビビン麺の量を増やしてほしいという消費者からの要望を反映した」としているが、BTSのファンは、メンバーのRMが最近「3日連続で食べても飽きないが、ビビン麺1個だと量が少なく2個だと多すぎるので、1．5倍の製品を出してほしい」と語ったことが実現されたとして喜びの反応を見せているという。

記事は、「今回の件は流通市場にBTSが影響を及ぼした事例として認められるだろう」と報道。これまでにBTSがライブ放送などで好んで食べていたトッポッキや「ブルダック炒め麺」（三養食品）が南米や欧州で話題になったことや、BTSのメンバーがよく飲むと話していた酵素ドリンク「コンブチャ」も売り上げが急増したことを伝えている。

これを受けBTSのファンらは、「一度だけでいいから『iPhoneは高い』と言って」「『（フードデリバリーの）配達料が高い』と言ってほしい」などと冗談を言い合っているとのこと。この記事を見た韓国のネットユーザーからも、「『不動産価格が高すぎる、総合不動産税も取りすぎ』と一言を」「うちの息子に『勉強しろ』と言って下さい」「『大統領候補を変えて』と言おう」「『週5日勤務は長い』と言って」「『独島（竹島の韓国名）は韓国の領土』がいい」などの声が寄せられている。

そのほか、「BTS、いつも応援しています。ビビン麺の広告モデルもぜひ」「あまりプレッシャーをかけないであげて」「BTSを利用しないで」などのコメントも見られた。（翻訳・編集/丸山）