オミクロン株まん延、北京五輪に巨大なプレッシャー―独メディア

Record China    2021年12月25日(土) 17時20分

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23日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、来年2月の北京冬季五輪関係者が新型コロナウイルスのオミクロン変異株に「巨大な圧力」を感じていると述べたことを報じた。写真は北京の病院。

2021年12月23日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、来年2月の北京冬季五輪・パラリンピックの運営委員会関係者が新型コロナウイルスのオミクロン変異株に「巨大な圧力」を感じていると述べたことを報じた。

記事は、北京五輪組織委員会の韓子栄(ハン・ズーロン)事務局長が23日に国務院新聞弁公室での記者会見でオミクロン株をはじめめとする変異株の感染拡大について「世界の感染状況に大きな不安定要素をもたらしており、感染防止、安全確保の取り組みで巨大な圧力と試練に直面している」と語り、各関係者が防疫規定を厳守して安全を守ることを望んだと伝えた。

また、中国で先日、人口1300万人の陝西省西安市でロックダウンが発動され、数カ月ぶりの大規模な都市封鎖が行われたことに言及した上で、韓氏が「わが国は動的なゼロ感染政策を実施している」と語るとともに、北京五輪開催前あるいは開催中に新たな措置をとるかどうかについては「国内外の感染状況次第で決まる」と語ったことを紹介した。

さらに、北京市をはじめとする競技開催地では厳格な「閉鎖管理」が取られる予定で、参加者は外部から遮断された環境内での活動のみ認められ、毎日検査を受けることになると紹介。また、現時点で外国人観客を入れないことが決定しており、国内の観客を入場させるかについては韓氏が「さらに検討した上で、適切な時期に発表する」と述べるにとどまったことを伝えている。

記事はこのほか、米プロアイスホッケーリーグNHLが北京五輪に選手を派遣しないと発表したことについて、北京五輪組織委員会感染予防・コントロール弁公室の黄春(ホアン・チュン)副主任が遺憾の意を示したことを伝えた。また、中国による厳しい防疫措置が一部アスリートが参加を断念する理由の一つになっていることについて、黄氏が「われわれは、厳しい措置がウイルス感染リスクを低減させ、アスリートや関係者、大会全体そして中国の民衆の安全を保障する上でメリットがあると信じている」とコメントしたことを紹介した。(翻訳・編集/川尻

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