ワン・イーボーの最新作「風起洛陽」にまた盗作疑惑、アクションシーンが別作品にそっくり

anomado    2021年12月21日(火) 13時20分

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今月1日に配信をスタートした中国ドラマ「風起洛陽」にまたしても盗作疑惑が持ち上がった。

今月1日に配信をスタートした中国ドラマ「風起洛陽」にまたしても盗作疑惑が持ち上がった。複数の中国メディアが20日付で伝えている。

動画配信大手・愛奇芸(アイチーイー/ iQiyi)で配信中の「風起洛陽」は、「長安二十四時」と同じ原作者マー・ボーヨン(馬伯庸)氏の小説「洛陽」を実写化した作品。ワン・イーボー(王一博)、ホアン・シュエン(黄軒)、ビクトリア宋茜/ソン・チエン)らが主演している。

このほど、あるネットユーザーが同作のアクションについて、中国の3DCGアニメ映画「凡人修仙伝」(2020)のパクリではないかと指摘。該当部分の比較動画を公開した。これを見ると、2作品の殺陣(たて)の動きやタイミング、カメラワーク、カット割りまでが酷似していることが分かる。「凡人修仙伝」のアクション監督を務めた穆寧(ムー・ニン)氏も「これは確かに盗作だ」と指摘していた。

「凡人修仙伝」は同名のウェブ小説が原作。2020年にビリビリ動画で配信され、これまでに3.6億回再生、9.6点(10点満点)という高評価を得ている。全編モーションキャプチャーを採用しており、アクションの演出やカメラワークが魅力的な作品だ。

騒動を受け、「風起洛陽」の制作会社は20日コメントを発表。「アクションシーンの撮影前に武術チームが映像を提供し、その内容が制作チームの希望するものと合致した。そのため、制作チームは武術チームをプロとして信頼し、その映像を基に撮影を行った」と説明し、「問題のシーンは削除し、今後は創作の一つ一つの部分についてより真剣かつ厳粛に対応し、同様の論争が起こらぬよう努めます。関係者の皆さま、視聴者の皆さまにおわび申し上げます」と謝罪した。

同作をめぐっては、第1話に登場した小道具の「うちわ」についてデザイナーの女性が盗作を訴え、制作側が「確認を怠って使用してしまった」と謝罪した経緯がある。(翻訳・編集/北田

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