ワン・イーボーら主演「風起洛陽」に登場する武則天が「まるで平安時代の貴族女性」と物議

anomado    2021年12月20日(月) 12時50分

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中国でネット配信中のドラマ「風起洛陽」に登場する中国史上唯一の女帝、武則天(則天武后)が「まるで日本の平安時代の貴族女性」と物議を醸している。

中国でネット配信中のドラマ「風起洛陽」に登場する中国史上唯一の女帝、武則天(則天武后、在位690~705)が「まるで日本の平安時代の貴族女性」と物議を醸している。

「風起洛陽」はホアン・シュエン(黄軒)(36)、ワン・イーボー(王一博)(24)、ビクトリア宋茜)(34)が主演するサスペンス時代劇。「長安十二時辰」などで知られる小説家の馬伯庸(マー・ボーヨン)氏の「洛陽」を実写化したもので、武則天が皇帝に即位してから、洛陽に都を移し「神都」と改称した後、武則天を倒そうとする陰謀から起こるさまざまな難事件を主人公らが解決し、洛陽に平和を取り戻すというストーリー。

中国メディアの観察者網によると、武則天といえば豪華絢爛(けんらん)な衣装やヘアスタイルというイメージが定着しているが、「風起洛陽」でヨンメイ(詠梅)(51)が演じる武則天は質素な衣装で長い髪を垂らしており、「史実と違う」「まるで日本の平安時代の貴族女性」などの声が上がった。

中国工芸美術学会香文化芸術専業委員会の孟暉(モン・フイ)氏は、観察者網の取材に応じ、「風起洛陽」に登場する武則天の造形について、「武則天はもとより、唐の時代とも、中国史全体とも関係がない。なぜなら古代中国では華麗さを追求するのが美意識の主流だった。古代日本の女性貴族の化粧や衣服も優美なので、ここまで貧相ではない」と指摘している。(翻訳・編集/柳川)

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