まだマシな候補を選ぶ…?韓国大統領選が前代未聞のR・N・A選挙に

Record Korea    2021年12月20日(月) 9時0分

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17日、韓国・文化日報は「来年3月に行われる韓国大統領選挙は、前代未聞の『R・N・A選挙』となっている」と伝えた。資料写真。

2021年12月17日、韓国・文化日報は「来年3月に行われる韓国大統領選挙は、前代未聞の『R・N・A選挙』となっている」と伝えた。「R・N・A」は「Risk(リスク)・Negative(ネガティブ)・Apology(アポロジー=謝罪)」の頭文字を取ったもの。

記事によると、与党「共に民主党」公認候補の李在明(イ・ジェミョン)氏、最大野党「国民の力」公認候補の尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏の選挙対策委員会はそれぞれ、家族に浮上した疑惑についての対応に苦心しているという。

尹氏の妻は大学の教員採用試験に応募した際に経歴を詐称していたとの疑惑があり、「国民の力」選挙対策委のキム・ジョンイン総括選挙対策委員長は、「(尹氏の謝罪は)早ければ早いほどいい」と発言している。一方、李氏は息子が違法賭博を常習的に行っていたことが発覚しており、「共に民主党」選挙対策委オンライン疎通団長のキム・ナムグク氏がラジオ番組の中で「(李候補は息子の疑惑について)最後まで責任を尽くす考えだと承知している」と述べたという。

また記事によると、両候補とも「家族リスク」が高まった状況で、自身も不正疑惑の捜査線上に浮上しており、これまで以上に非好感度が高まっている。SBSとネクストリサーチが14~15日に実施した大統領選挙公認候補の非好感度調査で、李氏は57.3%、尹氏は61.0%を獲得。どちらも非好感度が好感度を大幅に上回る結果となっている。

政治コンサルタントは、有権者が「もう1人のほうが嫌いだから、こっちに投票する」のではなく、「いい候補者だから選択する」という認識を持てるような選挙キャンペーンへの転換が必要だと指摘している。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「どっちも脱落させてほしい。こんなみっともない大統領選挙は国際的な恥だ」「2人とも候補を辞退して別の人を出すべきでは」「どうしてこんな2人が公認候補に決まったのか(涙)」「こんな2人を公認候補に選び、選択を強要する両党が憎い。政治家はたくさんいるのに、本当にこの人たちが最善だと思っているのか?」「悪いやつと、悪くて頭の足りないやつの対決だな」「いいと思う候補者じゃなく、同じ悪い候補者でもまだマシなほうに入れるしかないなんて。どっちを選んでも悪手じゃないか。韓国の未来が心配だ」「何だかもう、うんざりするね」「どうせどっちも悪い候補者なら、それでも政治の実力があるほうに投票しないと」など、怒りと嘆きの声が殺到している。(翻訳・編集/麻江)

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