人民網日本語版 2021年12月16日(木) 18時50分
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国際的に権威ある科学誌ネイチャーは北京時間16日午前0時、「今年の10人」を発表した。中国初の火星探査任務プロジェクトのチーフデザイナーである張栄橋氏が入選した。
国際的に権威ある科学誌ネイチャーは北京時間16日午前0時、「今年の10人」を発表した。中国初の火星探査任務プロジェクトのチーフデザイナーである張栄橋(ジャン・ロンチアオ)氏が入選した。ネイチャーは張氏を「火星探検家(Mars explorer)」と紹介した。
張氏は1966年に安徽省祁門県に生まれ、西安電子科技大学を卒業し、1991年に中国宇宙技術研究院で修士課程を修了。2004年から現在まで国防科学技術工業委員会月探査センターに勤務し、国家月探査プロジェクト副チーフデザイナー、中国初の火星探査任務プロジェクトのチーフデザイナーに就任している。
中国の火星探査機「天問1号」が今年5月15日、火星の赤褐色の砂質平原に着陸すると、張氏は眼鏡を外し、流れ落ちる涙を拭いた。多くの国にとって火星探査は宇宙事業の「悪夢」と言え、現在までの全体的な成功率はわずか50%ほどにとどまっている。着陸関連の成功率はさらに低く、40%を少し上回るばかりだ。中国初の火星探査任務は火星周回・着陸・巡視の3大目標を完了するという、より難易度の高いリスクの大きい任務だった。この3大目標の着実な達成の裏には地道な努力が隠されていたのだ。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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