「韓国ドラマを見たら公開処刑」脱北者が北朝鮮の処刑実態を証言=韓国ネット「元人権弁護士は何を…」

Record Korea    2021年12月17日(金) 12時20分

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韓国の映像作品を見たことなどを理由に、北朝鮮当局が公開処刑を行っているという証言が公開された。写真は平壌。

韓国の映像作品を見たことなどを理由に、北朝鮮当局が公開処刑を行っているという証言が公開された。12月16日、韓国・国民日報が報じた。

記事によると、韓国の人権団体「転換期正義ワーキンググループ」は15日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)政権の処刑実態に関する、「金正恩期の処刑」と題する報告書を公開。2011年12月に金正恩総書記が最高指導者の地位に就いて以来、18年までに執行された公開処刑23件に関する脱北者の証言がまとめられている。

このうち21件は銃殺部隊による銃殺刑で、残りの2件は絞首刑だった。銃殺刑については数百人から1000人以上の群衆を前に、3人の射撃手が計9発を発砲する方式だったとのこと。その際、職場の同僚などの処刑対象者と同じ組織に属する人々が群衆として招集され、家族に処刑現場を強制的に見せる場合もあったという。

公開処刑された人々の容疑は、韓国製の映像の視聴・配布が7件と最も多く、麻薬および売春(各5件)、人身売買(4件)、殺人・殺人未遂およびわいせつ行為(各3件)などが報告された。記事は、「金総書記は、外部の文化の流入を防がなければ体制が崩れる恐れがあるという理由から、韓国ドラマなどの映像作品の流入や韓国式の服装や言葉遣いなどに対する処罰を強化している」と説明している。

また同団体は、公開処刑の大部分が中国との国境や都心部から離れた飛行場や丘、山坂、野原などで行われており、処刑情報の流出を阻止する意図があると分析。さらに公開裁判において「最高指導者による赦し」によって無処罰が宣告された件も相当数確認されたといい、同団体は「金総書記が慈悲深く寛大な指導者であるというイメージをつくり上げる意図」とみているという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは、「金正恩がいる限り、北朝鮮の住民は幸せになれない」「1人の怪物が北朝鮮をこんな国にしてしまった。人権弁護士を自称する文在寅(ムン・ジェイン)氏と李在明氏、何とか言って」「地球上最も人権レベルの低い北朝鮮の状況に目をつぶり、独裁者の手足となって『平和』とだけ叫ぶ元人権弁護士の人間性を疑う」「こんな独裁者や犯罪集団と終戦宣言を結ぼうだなんて。文大統領も金総書記と何も変わらない」「これが民主党の追い求める共産主義社会なのでは?」など、北朝鮮や文政権を批判する声が相次いでいる。

そのほか、「選挙が近付くと北朝鮮のニュースが増える」「それでも北朝鮮の方がましと言う人がいるよね。行く気もないのに」などのコメントも見られた。(翻訳・編集/丸山

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