EUが北京五輪外交的ボイコットに二の足、中国の「報復」恐れ―米華字メディア

Record China    2021年12月15日(水) 20時20分

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米華字メディア・多維新聞は14日、北京冬季五輪の外交的ボイコットをめぐってEU内で意見が割れており、中国の貿易上の報復を懸念していると報じた。写真は北京冬季五輪のスキー競技エリアの一つ河北省張家口。

米華字メディア・多維新聞は14日、北京冬季五輪の外交的ボイコットをめぐって欧州連合(EU)内で意見が割れており、中国の貿易上の報復を懸念していると報じた。

記事は、ロイターの報道を引用し、外交的ボイコットをめぐる意見の違いはEUの対中政策のあいまいさと、米中に挟まれて動きづらくなっていることを表していると指摘した。

その上で、EUは北京五輪の外交的ボイコットに「二の足を踏んでいる」状態で、最大の貿易相手である中国からの「報復」が自国の利益を損なうことを懸念していると説明。「たとえば多くのドイツ企業は自分たちの投資がリスクに直面するのを見たくはないと思っている」とした。

ルクセンブルクのジャン・アセルボーン外相は「EUはすぐに(一致した)立場を表明することはない。今日も、今週も、五輪に関する解決策は見出されないことはみんなよく知っている」と発言したという。

報道によると、EUは16日にこの問題について協議する予定。関係者は中国と親密な関係にあるハンガリーは米英豪などに追随することを支持しないだろうが、残りの26の加盟国は合意に達する可能性があると語った。ハンガリーはこれまでにもEUが香港に関する問題で声明を出そうとした際に拒否権を行使している。(翻訳・編集/北田

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