Record China 2021年12月14日(火) 19時50分
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中国国営の中央テレビ(CCTV)は13日、ドラマを見ていないにもかかわらず評価サイトで評価をつける行為が違法になる可能性があると報じた。
CCTVは、最近、二つの作品で相次いで荒唐無稽な現象が起きていると指摘。「某有名評価プラットフォームでは、大量の評価が予定されていたサービス開始時間前に集中的に発生し、これらの評価は星1つと星5つに二極化していた」とした上で、「調査によると、往々にして1本1元(約18円)かそれ以下の料金で注文を受けた大量の『ネット水軍』(サクラ組織)が評価をコントロールしている」と報じた。
「ネット水軍」による投稿をめぐっては、このほど配信を開始したホアン・シュエン(黄軒)、ワン・イーボー(王一博)、ビクトリア(宋茜/ソン・チエン)らが出演する時代劇「風起洛陽」が大きな物議を醸した。
同作は12月1日に動画配信大手・愛奇芸(アイチーイー/ iQiyi)でオンエアとなったが、技術トラブルにより予定時刻の午後8時から50分遅れで配信された。ところが、午後8時を過ぎた時点から評価サイト・豆瓣(douban)などに待機していたとみられるアンチファンが次々と低評価を投稿、それに気付いたファンらが今度は高評価を投稿するなど激しい応酬が繰り広げられた。
CCTVは、国家インターネット情報弁公室が近年、各種情報サービスの管理規定を発表しており、「ネット水軍」による投稿のコントロール、評価行為についても詳細な規制があると説明。専門家の話として、情報伝播の秩序と市場秩序を侵害しており、深刻な場合は違法行為に該当する場合もあると報じた。
エンタメメディアの捜狐娯楽は「中央テレビが水軍による評価コントロールの不文律を暴露」と題する記事でこれを伝え、ネットユーザーからは「CCTVも看過できなくなった。『水軍』の食い散らかしぶりはあまりにみっともない」といった批判の声が上がっていることを伝えた。(翻訳・編集/北田)
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