日中の互いの印象「どん底」の中、また中国人が日本で犯罪! 「どんな目で見られるか考えよ」―華字メディア

Record China    2021年12月16日(木) 8時20分

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日本の華字メディア・日本華僑報はこのほど、日本で中国人による犯罪が再び暴かれたとし、「その影響をまた在日中国人全体が背負わなければならない」と嘆く記事を掲載した。

日本の華字メディア・日本華僑報はこのほど、日本で中国人による犯罪が再び暴かれたとし、「その影響をまた在日中国人全体が背負わなければならない」と嘆く記事を掲載した。

記事はまず、先日報道された中国籍の男による在留カード偽造事件を紹介。逮捕された孔凡紅容疑者(41)は大阪市のマンションで在留カード32枚を偽造した疑いが持たれている。孔容疑者は日本で偽造を取りまとめ、中国にいる指示役と連絡を取っていたとみられ、犯行グループは昨年6月から今年9月までに1700万円以上の利益を得ていたとされる。なお、孔容疑者は容疑を認めているという。

記事は、「今年に入ってから在日中国人が在留カードなどを偽造して利益を得る犯罪事件が多数摘発されており、中には小遣い稼ぎくらいの感覚で加担している中国人もいる」とした上で、「これは多くの在日中国人が在留カードの重要性を依然として認識していないことを物語っている。法律への意識が希薄で目先の利益だけしか考えていない。これでは最終的に損をするのは自分自身だ」と批判した。

一方で、「日本のメディアがこうした事件を喜んで報道するのは、単に事件自体の社会的影響のほか、世論を誘導して中日の民間の対立、衝突の感情を深めようとする政治的な思惑もあることは排除できない」と主張。今回の事件について日本のネットユーザーからは「中国には偽物を作って売る文化がある」「中国人を世話するのは税金の無駄」「中国人を追い出せ」といったコメントが出ており、「多くの日本人ユーザーが中国人に対して偏見を持った批判を行っていることがうかがえる」とした。

記事は、ネットの書き込みは往々にして極端であり民意を完全に代表するものではないとしつつ、「今年に入り、中国と欧米との緊張や中日関係の悪化によって、在日中国人の一挙手一投足がかつてないほど日本社会から注目されている」と指摘。「在日中国人による犯罪が日本社会にもたらした打撃と日本のメディアの大げさかつ意図的で悪意あるあおりによって、日本国民の在日中国人に対する印象は芳しくない」とし、互いの国に対する好感度が「どん底」状態となる中でこうした刑事事件が発生することは、さらに状況を悪化させるものだと非難した。

そして、「在日中国人が罪を犯したことで及ぼされる負の影響は、日本社会でほかの在日中国人たちが何年も努力を重ねなければ覆すことができないものだ」とし、「日本にいる同胞一人ひとりの言動は自分だけを代表しているのではない。個人の資質を常に高め、日本の法律法規を順守し、日本の習慣を尊重し、中日友好交流の懸け橋とならなければならない」と指摘。「考えてほしい。こうした事件が発覚すると在日中国人が日本社会からどのような目を向けられるかを」と呼び掛けた。(翻訳・編集/北田

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