Record China 2021年12月13日(月) 12時0分
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卓球の張本智和の妹・張本美和(13)が世界ユース卓球選手権で「4冠」を達成したことについて、中国メディアの中国新聞網は「中国の潜在的なライバルだ」と報じた。写真中央が張本美和。
卓球の張本智和の妹・張本美和(13)がポルトガルで行われた世界ユース卓球選手権で「4冠」を達成したことについて、中国メディアの中国新聞網は「中国の潜在的なライバルだ」と報じた。
張本美和は8日、同大会のU-15女子シングルス決勝に勝利し、優勝。女子団体、混合ダブルス、女子ダブルスに続く優勝で「4冠」を達成した。中国新聞網の記事は「大魔王の物語の始まりのように見える」と称賛。「大魔王」は圧倒的な強さを誇る選手にのみ使われる表現だ。
同記事は、「美和は兄・智和の後を追うように同じような道を歩んでおり、日に日に中国が無視できないライバルに成長している」と警戒感を示した。また、2020年のハンガリーオープンで17歳の智和が優勝すると、同じ日にスウェーデンジュニアオープンで11歳の美和が優勝し、初の兄妹同日優勝という記録を打ち立てたとし、この活躍に日本のネットユーザーからも続々と賛辞が寄せられたと紹介した。
さらに、張本美和は将来的に現在の中国のライバルである伊藤美誠を上回るという見方も出ていると指摘。「これには全く根拠がないわけではなく、まだ若い彼女の身体的素質(身長は162センチ)は伊藤よりも優れているように見える。将来的に世界一流の選手になる可能性がある」と予想した。
また、兄・智和が「妹の方が優れている」と語っていることや、智和のSNSには妹・美和との写真も少なくないことを挙げ、「この兄妹は長年、卓球場で互いに励まし合い、一緒に奮闘してきた間柄なのだ」とも伝えた。
記事は、張本美和が4冠を達成する一方で、中国の17歳、蒯曼(クアイ・マン)もU-19の女子シングルス、女子ダブルス、女子団体で優勝し「3冠」を獲得しているとし、「日本の卓球選手の物語のテーマが『勇敢』だとするなら、中国の物語のテーマは『伝承』だろう」と論じた。
そして、「いずれにせよ、若く生き生きした選手たちが輩出されることは喜ばしいことで、それが卓球、そして競技スポーツの魅力かもしれない」と結んだ。(翻訳・編集/北田)
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