中韓文化論争めぐる韓国人教授の挑発は「文化への自信のなさの表れ」―中国人専門家

Record China    2021年12月10日(金) 6時20分

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中国共産党系の環球時報は9日、中国と韓国との間の文化論争をめぐる韓国のソ・ギョンドク教授の挑発は「ある意味、文化への自信のなさの表れ」だとする中国の専門家の見方を伝えた。

中国共産党系の環球時報は9日、中国と韓国との間の文化論争をめぐる韓国のソ・ギョンドク教授の挑発は「ある意味、文化への自信のなさの表れ」だとする中国の専門家の見方を伝えた。

記事によると、これまでにもキムチやサムゲタン(参鶏湯)、韓服などの由来をめぐり、中国との間で文化論争を引き起こしてきたソ氏はこのほど、中国の俳優ウー・シーザー(呉希沢)が、出演中のドラマでかぶっている伝統的な帽子が「韓国の伝統的な帽子に似ている」と指摘され「その起源は私たちの国であり、後に他国に伝わった。こういう原則に関わる問題にはどうしてもひと言言いたい。自国の伝統文化が誤解されるのは見ていられない」と主張したことについて、「無知な発言だ」と批判した。

韓国国立民俗博物館のチェ・ウンス学芸研究官は今年2月、学術会議で発表した文章で、韓国伝統の笠子帽(カッ)について、「(朝鮮半島の)三国時代から韓服と共に制作されてきた韓国固有の帽子だ」と述べた。

これについて、中国の遼寧省社会科学院朝鮮韓国研究センターの呂超(リュー・チャオ)首席専門家は8日、環球時報の取材に応じ、「笠子帽は、中国の元の時代(1271~1368)のモンゴル人の一般的な服飾で、その後、朝鮮に伝わった」と主張した。

その上で、ソ氏が中国との間で再三、文化論争を引き起こしていることについて、学術的な議論は歓迎するが、ソ氏のやり方は挑発的で、こうした話題を利用して民族の感情をあおるものだとし、「ある意味、文化への自信のなさの表れであり、だからこそ中国文化のコンテンツを自分たちが発明しものと主張する」とした。(翻訳・編集/柳川)

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