日本の学校の授業参観、細かい「ルール」がこんなに―中国紙

Record China    2021年12月12日(日) 12時30分

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中国紙・環球時報は6日、日本の授業参観について紹介する記事を掲載した。

中国紙・環球時報は6日、「服装にこだわり、騒ぐのNG、フラッシュNG…日本の保護者が重んじる授業参観のマナー」と題する記事を掲載した。

記事は、日本の小中学校で行われる授業参観について、「学校側が保護者を招いて授業を見せるもので、子どもの一日の学校での学習と生活の様子を見ることができる行事」と説明。「保護者にとっては家庭とは異なる子どもの一面を見ることができ、学校にとっては保護者に学校運営を理解してもらい、意見を募ることができる」とした。

そして、ある日本の保護者のネット投稿を参考に「日本人が授業参観で見るべきポイントは非常に細かい」とし、「子どもが真面目に授業を受け、手を挙げて発言しているか」「教師の指導は適切か、人柄や品性はどうか」「教室内の環境はどうか、照明の明るさは足りているか、清潔が保たれているか」「児童・生徒同士の関係性はどうか」「クラスメイトの家庭環境はどうか(PTAのため)」などがあると紹介した。

さらには、日本では保護者が求められる「授業参観のマナー」までが存在すると解説。子育てする母親のためのライフスタイルメディア「smarby」の情報を基に、「大声でおしゃべりしないこと」「フラッシュ撮影をしないこと」「事前に時間割を把握しておくこと」などが大切としたほか、服装についても「カジュアル過ぎず、派手になり過ぎない」などの決まりがあると伝えた。

このほか、日本の保護者の中には「モンスターペアレント」と呼ばれる人もまれに存在し、神奈川県内のある小学校で授業参観に訪れた男性が設備に不満を抱き、教育委員会にまで抗議をした事例があること、担任教師に自分の子どもを優遇するよう求めたり、教師の指導法に過度に文句を言ったりするなどの現象も起きていると紹介した。

また、最近では新型コロナウイルスの影響により、その形も変わってきたと説明。都内の学校では教室にカメラを設置し、それぞれが自宅でパソコンなどを通じて参観する「オンライン」での授業参観も行われるようになっているとしたほか、岐阜県高山市では「3密」を避けながらできる限り現場で参観してもらおうと、廊下に台を設置し、教室上部にある小窓から室内を見学するなどの工夫をしている学校もあると伝えた。(翻訳・編集/北田

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