中国行きの航空券、購入後に「値上げ」! 航空会社「追加料金払わなければキャンセルします」

Record China    2021年11月25日(木) 21時20分

拡大

エチオピア航空が発表した「値上げ」の通知が物議を醸している。

エチオピア航空が発表した「値上げ」の通知が物議を醸している。中国メディアの第一財経が24日付で報じた。

記事によると、エチオピア航空はこのほど「航空券を安く販売したため、搭乗を希望する場合は『現在の運賃水準』を基準に差額を支払ってください。そうでなければ、発券した座席はキャンセルされます」との通知を発した。対象になっているのはアフリカから中国本土に向かう2021年12月から2022年2月の便だという。

ある代理店は「通常は価格の調整があるのは販売前。販売後に料金を変更するのは聞いたことがない。航空券は航空会社と旅客との間で交わされた契約であり、購入した時点ですでに契約は締結されたことになる。契約を履行せず、一方的に破棄するのは重大な違法行為」と話しているという。

エチオピア航空が言う「現在の運賃水準」に当てはめて考えると、これまでに販売した航空券とはおおむね2000ドル(約23万円)以上の開きがあるそうだ。記事は、代理店を通じて航空券を購入している場合、誰がこの差額を補填するかというのも大きな問題になると指摘。エチオピア航空の通知を「乱暴な値上げ」と断じた上で、当事者からは関係部門による介入を求める声が上がっていると伝えている。

記事によると、エチオピア航空の通知の背景には、航空券の入手が困難になっていることがあるという。中国政府は今年2月から、中国本土への直行便がある国・地域については、第三国を経由しての入国を原則認めていない。中国の在外公館は乗り継ぎを予定する人には健康コードなどの証明を発給しない。乗り継ぎの際の検査体制が整っている一部の空港を経由する場合のみ、乗り継ぎでも健康コードの申請が可能となっている。現在、アフリカから中国への便は基本的にエチオピア航空が運航している。UAEやカタール、トルコなどを経由する便もあるが、来年3月まで航空券が取れない状態だという。(翻訳・編集/北田

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携