Record China 2021年11月21日(日) 20時30分
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18日、日本の華字メディア・日本華僑報網は、日本で頻発する鉄道での暴力事件に在日中国人は警戒を強めるべきだとする記事を掲載した。
2021年11月18日、日本の華字メディア・日本華僑報網は、日本で頻発する鉄道での暴力事件に在日中国人は警戒を強めるべきだとする記事を掲載した。
記事は、福島県のJR福島駅で15日、男が80代の女性を刃物で刺す事件が発生したと紹介。これまで日本は社会の治安が良いことで国際社会から称賛を受けてきたものの、その状況が変化しつつあるようだと伝えた。
そして、日本ではこの数か月で鉄道施設内での凶悪な暴力事件が頻発しているとし、8月には小田急線の車内で男が刃物を振り回して9人が負傷したほか、東京メトロ・白金高輪駅で男が硫酸をまいて2人が負傷する事件が起き、10月31日には京王線の社内で刺傷放火事件が起こると、今月8日には九州新幹線の車内で京王線の事件を模倣しようとした69歳の男が火を放つ事件が発生したと紹介している。
その上で、鉄道関連の暴力事件が頻発する背景として日本メディアが、新型コロナにより社会に対する不満や鬱憤(うっぷん)をため込む人が増える中、人の流れが多く、大きな影響や被害が出やすい鉄道を狙って事件を起こし注目を浴びようとする人物が増えたこと、信用に依存して安全な状態が保たれ、保安検査を積極的に実施してこなかった鉄道管理の脆弱さに多くの犯罪者が目を付けたことを挙げたことを伝えた。
また、事件が次々に発生し、鉄道交通を管轄する当局による安全確保に向けた具体的な方策が打ち出されていないこと、各鉄道会社においてコストの問題などが理由となり、積極的な対策や改善が遅々として進まないことが問題点として指摘されているとした。
記事は、日本の現在の社会情勢において、いかにして自分の身を守るかというのが在日中国人の日常生活で軽視できない問題になっており、普段から緊急対応に関する知識を蓄積し防犯対策を行うことが非常に重要だとした。そして、在日中国人の団体や組織が鉄道に関する緊急対応訓練や防犯講座などを実施することを提唱した。(翻訳・編集/川尻)
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