昨年以来、表舞台から姿を消している台湾の歌手で俳優ショウ・ルオ（羅志祥）が、来年1月に台北アリーナのステージに立ち、これをきっかけに完全復帰するのではないかと報じられている。

歌手や俳優、番組MCと長年にわたりマルチな活動をしてきたショウ・ルオだが、昨年4月に元恋人で中国の網紅（オンラインセレブリティー）の女性が、女性関係や私生活を暴露したことがスキャンダルに発展。深刻なイメージダウンを招き、近年の活動拠点にしていた中国で出演番組やCMを全て失った。それ以降、目立った活動をしておらず、現在は今春開設したYouTubeチャンネルがメインとなっている。

すでに1年半以上も表舞台から姿を消しているショウ・ルオにこのほど、台北アリーナでコンサート出演の話題が浮上した。昨年の不祥事まで、ショウ・ルオが長年司会を務めてきた台湾・八大電視のバラエティー番組「娯楽百分百」の人気コーナー「凹嗚狼人殺」によるコンサートに、ショウ・ルオがスペシャルゲストとして出演するというもの。なお、八大電視は11日、台湾メディアの取材に対して「番組出身のショウ・ルオは出演を快諾している」と回答し、コンサート出演を認めている。

ショウ・ルオには新曲リリースのうわさも浮上しており、活動の本格再開に向けて動きを見せている。来年1月28日開催のコンサートが復帰の第一歩になると見られているが、ネットでは「娯楽百分百」に長年貢献してきたショウ・ルオの復帰を、八大電視が後押しするのは当然だとの声も上がっている。（Mathilda）