中国伝統の「皮影戯」展覧会が東京で開催中、来場者「とても感動」「なかなかできない」

Record China    2021年11月5日(金) 17時50分

拡大

中国陝西省で生まれた伝統的な影絵「皮影戯(ピーインシー)」の展覧会「陝西皮影の世界」が東京都文京区の日中友好会館美術館で開催されている。

中国陝西省で生まれた伝統的な影絵「皮影戯(ピーインシー)」の展覧会「陝西皮影の世界」が東京都文京区の日中友好会館美術館で開催され、幅広い年齢層の来場者から好評を得ている。

「皮影戯」は中国伝統の民俗芸術で、ウシやロバの皮をなめし、彫刻や彩色を施した影絵人形「皮影」を用いる芝居だ。2011年には、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界無形文化遺産に登録された。

展覧会は、公益財団法人日中友好会館と陝西省文化観光局の共催で、200点以上の精巧な「皮影」が展示されている。来場した女性は「とても感動してます。特に(皮影の)髪の毛のところとか、頭の装束の細工の素晴らしさ(に)」と語った。

会場内に設置されたミニシアターでは「皮影戯」が上映され、多くの来場者を楽しませている。また、実際に自分の手で皮影を動かす方法を体験した男性は、「手がね、指が細かく動かない。なかなかこれはできないですよ。こんな細かいのは」と驚き、民芸品の魅力を肌で感じた様子だった。

会場では、「揚琴(ようきん)」と呼ばれる中国の伝統的な打弦楽器の演奏も行われており、美しい「皮影」が「揚琴」の旋律に乗せて上演される。音楽と色彩の融合で、来場者は新鮮な感覚を味わうことができるそうだ。

日中友好会館の黄星原・中国代表理事は「コロナ禍により、日中両国の人的交流は1年以上停止していますが、文化交流は止めることができません。今回のような文化交流は両国民の相互理解を深めるのに役立ちます」と語った。

9月23日に始まったこの展覧会は、11月7日(日)まで開かれている。(桜の華YouTubeチャンネル)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携