愛犬家で知られる韓国の有力大統領候補がまた失言、「食用犬が別にいる」に批判続出

Record China    2021年11月3日(水) 10時40分

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1日、韓国・MBNによると、来年の大統領選に向け野党「国民の党」から出馬を表明している尹錫悦前検事総長の発言に対し、動物保護団体が批判の声明を出した。資料写真。

2021年11月1日、韓国・MBNによると、来年の大統領選に向け野党「国民の党」から出馬を表明している尹錫悦(ユン・ソクヨル)前検事総長の発言に対し、動物保護団体が批判の声明を出した。尹氏はこれまでにもさまざまな分野の政策に関する失言で批判を浴びている。

尹氏は先月31日に行われた予備選合同討論会で、劉承ミン(ユ・スンミン)前国会議員から「お宅で犬も猫も飼っているのに、伴侶動物に関する公約を掲げていない」と指摘された。また、「犬の食用」について質問され「私は個人的には反対する」と答えたが、「(犬の食用の禁止を)国家施策とすることについては、多くの方の社会的合意が必要ではないか」と述べた。劉氏が「(犬の食用を)個人の選択に任せてよいのか。伴侶動物の虐待に直結する問題だ」と返すと、尹氏は「食用犬は(愛玩犬とは)別に飼育しているのではないか」と述べたという。劉氏は「食用犬は同じ犬ではないのか」「食用犬という言い方も理解ができない」と批判を続けたという。

こうした尹氏の発言を受け、動物保護団体「ライフ」が1日、「食用犬というものは存在しない。犬の食用と伴侶動物の虐待は密接な相互関係にある」との声明を発表。「そのような基本的認識のない人が大韓民国の有力大統領候補であることは嘆かわしい事実で、彼が家で育てている犬と猫を大変かわいがっているということに、私たちは惨めな気持ちになる」と指摘した。同団体は「犬だけを食べるなというのではなく、まず犬の食用を禁じ、牛、豚、鶏の食用も減らすか禁止しよう」と主張している。

これと関連し、グルメコラムニストのファン・ギョイク氏は「食用犬という犬がいるのではなく、普通の犬を食用に飼育しているだけ」「尹前総長の発言は、犬の食用産業従事者の主張と同じだ」と批判し、「人間の人種差別に類似している。この世の全ての犬は、皆、同じ犬だ」と訴えているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「テレビで見たけど、家で犬を何匹か飼っていて、子どものように思っているとか言ってたのに」「尹錫悦に常識を求めてはいけない。もともとこういう人間だ」「全く共感能力がない。そんな人がどうやって国民と疎通するというのか」「だから、食用犬を別に飼育すること自体が問題だというのに」「また失言か。もう、ああそうですか~と思うだけ。次はどんな失言をするか期待するようになったよ」「こんな無能な人が検察の総長だったなんて、21世紀最大のミステリーだ」「どう考えても韓国大統領の器では絶対にない」「人間も動物も、等しく尊重すべき命だ」など、批判の声が殺到している。

一方で、「じゃあ家でヒヨコと牛を飼ってたら人種差別か?」「だったらみんな、牛も鶏も、動物の肉を食べるなよ」というコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)

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