小室眞子さんの結婚、「皇室女性の過酷な負担感表す」と米紙、韓国紙「皇女まで逃げる」

Record China    2021年10月29日(金) 12時20分

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秋篠宮家の長女小室眞子さんの結婚を米紙は「歴代の日本皇室女性の過酷な負担感を表わしている」と報道。韓国紙は「皇女まで逃げる日本の皇室」と伝えた。

秋篠宮家の長女小室眞子さんの結婚を米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が取り上げ、「歴代の日本皇室女性に宮内外から加えられてきた過酷な負担感を表わしている」と報じた。NYTの記事は韓国・中央日報が引用し、「皇女まで逃げる日本の皇室」との見出しで詳しく伝えた。

今回の結婚をめぐり、NYTは「26日、夫妻が東京のあるホテルで記者会見をする間、都内ではデモが起きた。彼らが手にしているピケには『皇室は日本の魂』というフレーズが書かれていた」と報道。「皇室女性は女性に厳格な役割を付与する保守的な日本社会の広範囲な性不平等の集約体」と断じた。

皇位継承権がない皇室の女性について、NYTは踏み込んで論評。「『良い母親か』『姑(しゅうと)との関係は良いか』『息子を産んだか』など、日本のマスコミや大衆、宮廷の役人たちの無慈悲な圧力を受けなければならない」と分析した。

結婚と同時に外交官としてのキャリアが断絶した皇后陛下に関しても「2001年に愛子さまを出産した後、息子を産むことができず、『後継をつなぐことができなかった』という宮内外の露骨な発言が続いた」と指摘。「6カ国語を操れるのに『息子を産むために健康管理をしなければならない』という理由で夫との海外歴訪への同行が禁じられた」と述べた。

記事は「眞子さんの結婚もこのような倫理的物差しの影響から自由ではなかったという見方がある」と説明。「17年に婚約発表をしてから、小室さんの母親の私生活が相次いで暴露された。『皇室に適した配偶者ではない』という批判世論が沸き起こり、圧倒的多数の日本人たちはこの結婚に反対した。宮内庁は10月初め、眞子さんが深刻なストレスによって「複雑性心的外傷後ストレス障害(PTSD)を患っている」と明らかにしたが、これさえも『批判世論を避けるための偽りではないか』という疑問がSNSで広がった」と続けた。

ポートランド州立大学の日本皇室専門家ケネス・ルオフ教授は「日本人がどのような形でも、自分に眞子さんの配偶者に関する発言権があると信じているのは非常に特異な現象」と言及。「皇室女性は日本の伝統的なジェンダーの役割を象徴していて、彼女たちに対する過酷な基準は、結局日本社会の底辺に流れている女性に対する視線である」というのがNYTの結論だ。

最後にNYTは「眞子さんと小室さんが新居を構える場所として米国ニューヨークを選び、米国が世界の『皇室異端児』の逃避先として注目を浴びている様相だ」と紹介。英国王室のヘンリー王子とメーガン妃の例を挙げ、「メーガン妃に黒人の血が混ざっていて一度婚姻経歴があるという理由から非難を受けたため米国行きを選んだ」とも付け加えた。(編集/日向)

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