内モンゴルの観光地、新型コロナにより約1万人が帰れなくなる

Record China    2021年10月25日(月) 8時30分

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22日、中国中央テレビは、新型コロナウイルス感染対策で封鎖を実施している内モンゴル自治区エジン旗で、約1万人の観光客が現地に滞留を余儀なくされていると報じた。資料写真。

2021年10月22日、中国中央テレビ(CCTV)は、新型コロナウイルス感染対策で封鎖を実施している内モンゴル自治区エジン旗で、約1万人の観光客が現地に滞留を余儀なくされていると報じた。

記事は、同自治区アルシャー盟にあるエジン旗がポプラの一種であるコトカケヤナギの紅葉で有名な観光地であり、毎年10月には全国各地から多くの観光客が足を運ぶと紹介した上で、現在新型コロナ感染拡大のリスクが高いとして現地で封鎖措置が取られており、その影響により約1万人の観光客が現地から出られなくなっていると伝えた。

そして、滞留している観光客の困難を解決すべく、現地政府がホテルや飲食店、旅行会社などを動員してケア作業を進めていると説明。22日には観光客向けに30元(約530円)相当の昼食の無償提供が開始され、供給スポットに指定されたホテルでは封鎖により休業していた調理員がホテルに戻って調理を行い、出来上がった食事を各旅行団体の責任者や、個人観光向けに配布するスタッフが受け取りに訪れる光景が見られたと伝えた。

また、21日には同旗の観光協会が滞留を余儀なくされている観光客向けに公開メッセージを出したと紹介。メッセージでは、観光客に不便を強いていることに対する謝罪と協力への感謝が示されるとともに、22日より食事の他に薬品や感染対策物資の配送を無料で行うことや、現地の著名な観光地に無料で入れる有効期限3年間の入場券1枚をプレゼントすることが書かれていたとした。

記事は、観光客に対する現地の対応やメッセージについて、多くのネットユーザーから「配慮が素晴らしい」「人情味あふれる措置だ」「現地の景色はとても美しいらしい。一度内モンゴルに紅葉を見に行こう」など肯定的なコメントが寄せられたと伝えている。(翻訳・編集/川尻

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