<体操>「ミスなければ橋本大輝に勝てる可能性」と中国監督、中国ネット「ミスも実力のうち」

Record China    2021年10月22日(金) 16時40分

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福岡県の北九州市立総合体育館で行われている体操の世界選手権をめぐり、中国メディアの新華網は22日、「張博恒と橋本大輝、世界選手権『全能王』になるのはどっちだ?」と題する記事を発表した。写真は張博恒。

福岡県の北九州市立総合体育館で行われている体操の世界選手権をめぐり、中国メディアの新華網は22日、「張博恒(ジャン・ボーハン。21)と橋本大輝(20)、世界選手権『全能王』になるのはどっちだ?」と題する記事を発表した。

男子個人総合の予選で、東京五輪金メダルの橋本は6種目合計88.040点で首位通過、張は87.897点で2位通過だった。記事は「2人の差はわずか0.143点で、3位のトルコ選手は84.430点と差が開いている」とし、橋本と張の優勝争いになるとの見方を示した。

その上で、張について「東京五輪で名をはせた橋本に比べるとそれほど有名ではない。東京五輪の合宿リストに名を連ね、チーム内でのパフォーマンスも優れていたが、新型コロナの影響で過去2年間の国際大会での経験が乏しいと判断され、出場はかなわなかった」と説明した。

記事はまた、「6種目のうち、つり輪と平行棒では張の得点が上回っており、いずれも全体の2位だった。一方で、橋本は他の4種目で張を上回っており、特に鉄棒では全体トップだった」と紹介。また、それぞれに短所があるとも指摘し、張は床で17位、橋本はつり輪で29位と大きく沈んだことを伝えた。

体操中国代表の葉振南(イエ・ジェンナン)監督は「橋本選手は今回、技の難度と完成度が非常に高く、特に鉄棒と床で優れた力を発揮している。ただ、あん馬は苦手なようだ」と分析。「張はバランスの取れた選手。もし鉄棒と床でミスがなければ、橋本選手の得点を超える可能性がある」と語った。

中国のネットユーザーからは「なぜ(張を)オリンピックに出さなかったの?」「そんなに張を褒めるならオリンピックで起用すればよかったのに。コネで選手を選んだことを認めるのか?」といった批判的な声や、「そんなにたくさんの『もし』は起こらない」「ミスがなければ?ミスも実力のうちだろう」などと指摘する声が上がっている。

なお、葉監督は「今回の結果を問わず、両者は日中体操界の新世代であり、パリ五輪を含め今後長い間、個人総合でしのぎを削る存在には間違いない」とも語った。個人総合決勝は22日午後6時から行われる。(翻訳・編集/北田

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