Record China 2021年10月22日(金) 13時20分
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中国の新バラエティー番組が韓国ドラマ「イカゲーム」をまねたものだとの批判が噴出したことについて、観察者網は21日、「韓国メディアも気付いた」と題する記事を掲載した。
中国で放送予定の新バラエティー番組が韓国ドラマ「イカゲーム」をまねたものだとの批判が噴出したことについて、中国メディアの観察者網は21日、「韓国メディアも気付いた」とする記事を掲載した。
20日、中国のアリババグループ傘下の動画サービス・Youku(優酷)が企画した新バラエティー番組「イカの勝利」がネット上で物議を醸した。番組名や主旨、ポスターの字体などが、Netflix(ネットフリックス)で配信され世界で大ヒット中の韓国ドラマ「イカゲーム」にそっくりだったためで、ネットフリックス側が「著作権について議論していない」とコメントしたことをきっかけに「パクリだ」「恥知らず」との非難の声が殺到した。
Youkuはその後「ポスターデザインはボツになった初稿」だとし、会議で使用するという“ミス”から表に出てしまったと謝罪。正式な番組タイトルも「イカの勝利」ではなく「ゲームの勝利」だと説明したが、「言い訳に聞こえる」として批判が続いている。
観察者網の記事によると、この騒動は韓国で大きな話題になり、問題のポスターは「笑いのネタ」にされたという。KBS、中央日報、聯合ニュースなど大手メディアがこのニュースを「パクリ論争」として報じたほか、東亜日報は「露骨な盗作になるのでは」との見方を報じた。
また、Youkuが「イカの勝利」と共に発表した別の番組「了不起的舞社」も、韓国「Mnet」が今年8月に放送したダンスバトル番組「STREET WOMAN FIGHTER」のパクリではないかとの疑惑が浮上。韓国・国民日報は「中国がまたパクリ論争に陥った」とし、「イカの勝利」と「了不起的舞社」を名指しした。
各種ネット掲示板でも「イカの勝利」のポスターが転載され、1件の「ツッコミ投稿」に10万件のリアクションが付くほど話題になったという。
このほか、Youkuの「ポスターはボツ案で、ミスにより表に出た」との説明を無視して報じた韓国メディアも少なくなかったといい、京郷新聞は「中国のネットユーザーも看過できず、『イカの勝利』が最終的に謝罪」、ソウル新聞は「盗作論争で『イカの勝利』が『ゲームの勝利』に改称」とそれぞれ報じたという。(翻訳・編集/北田)
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