人民網日本語版 2021年10月24日(日) 17時0分
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内モンゴル自治区フルンボイル市の国境管理支隊が管轄するエリアの国境派出所は、「牧畜民3人が吹雪で身動きが取れなくなり、ヒツジ約300頭の行方が分からなくなった」という通報を受けた。
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ある牧畜民は15日、「警察の皆さんがいなければ、この1年の元手が無に帰すところだった」と話しながら、警察官の手を握って、なかなか放そうとしなかった。人民網が伝えた。
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内モンゴル自治区フルンボイル市の多くの地域ではここ連日、吹雪に見舞われ、最低気温は氷点下17度にまで下がった。15日午後1時ごろ、同市の国境管理支隊が管轄するエリアの国境派出所は、「牧畜民3人が吹雪で身動きが取れなくなり、ヒツジ約300頭の行方が分からなくなった」という通報を受けた。
通報を受けた派出所は直ちにスコップやロープといった道具を手に現場に駆けつけ、約2時間かけて、身動きが取れなくなっていた牧畜民3人を保護し、安全な場所へと避難させた。
その後、警察官は車で吹雪の草原を走り回って隅々まで捜索し、約6時間後の午後9時ごろにヒツジの群れをついに発見。ヒツジが無事発見されたことで、牧畜民は約80万元(約1400万円)の損失を回避することができた。
警察官の閆鑫さんは、「フルンボイルでは、毎日欠かさずパトロールをしている。牧畜民にとってヒツジは命のようなもの。当時は吹雪となっており、あれこれ考える暇もなかった。私たちは当然すべきことをしただけ」と話した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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