ライブ配信で農薬飲み自殺した女性、元交際相手「自分はデマの被害者」―中国メディア

Record China    2021年10月22日(金) 9時20分

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中国で先日、インターネット上でのライブ配信中に女性が農薬を飲んでその後死亡した問題をめぐり、女性の元交際相手が「自分はデマの被害者だ」とする声明を出したことが分かった。

中国で先日、インターネット上でのライブ配信中に女性が農薬を飲んでその後死亡した問題をめぐり、女性の元交際相手が「自分はデマの被害者だ」とする声明を出したことが分かった。

これまでの報道によると、亡くなった女性は当日アップした「お別れ動画」で長期にわたりうつ病を患っていたことを明かすとともに、「最近はもう本当に限界だった」などと発言。ライブ配信では農薬入りのボトルを置いた女性に「早く飲め」などとあおり立てるコメントが次々と寄せられ、女性はボトルの中身を一気に飲み干しその後亡くなったが、女性を知る人物の「彼女は自殺するつもりはなく、別れた彼氏とのよりを戻そうと思ってああいうことをしていた」「本気で死ぬつもりがなかった女性を追い詰め、死に追いやったのはネットユーザーたちのあおり立てだ」という指摘に多くのネットユーザーがあおり立てへの怒りを示した他、中には証拠もないまま「この人物が元彼だ」とする発言も現れた。

この問題について中国のサイトに20日掲載された記事は、多くのネットユーザーが「うつ病以外にも、感情的なもつれが女性を追い込んだ原因の一つ」と投稿したことを伝えた上で、元交際相手と現在の交際相手が世論の争いに巻き込まれる結果になったと言及。記事が紹介した元交際相手の19日付の声明は「私はデマの被害者」「自分に対するネット上の誹謗(ひぼう)や虚偽の発言は自分と関わりのないこと」とし、2019年9月に始まった女性との交際は今年3月末に終わったこと、今年5月になると連絡を取る間柄でもなくなったことなどを説明した。その後はそれぞれに新しい恋愛が始まったという。

元交際相手は女性が配信中に自殺を図り、緊急搬送されたことを友人からの電話で知ったといい、また「彼女の友人や一部のネットユーザーが自分を責めるとは思いもしなかった。全ての事実が分からない状況下で誹謗、侮辱され、生活や身の安全に深刻な影響がもたらされた」と述べてデマをこれ以上拡散しないよう訴えた。そして女性や遺族に深い哀悼の意を示した上で改めて「この悲劇が発生した根本的な原因は自分ではない」と強調。ネット上のデマや誹謗に法的手段で対抗する準備を始めたことも明らかにした。(翻訳・編集/野谷

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