Record China 2021年10月19日(火) 8時20分
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18日、韓国・SBSによると、病院でMRI撮影のため待機していた患者が、突然飛んできた酸素ボンベと装置の間に挟まれ死亡する事故が発生した。写真はMRI装置。
2021年10月18日、韓国・SBSによると、病院でMRI撮影(磁気共鳴画像検査)のため横になって待機していた患者が、突然飛んできた酸素ボンベと装置の間に挟まれ死亡する事故が発生した。
記事によると、韓国南東部・慶尚南道の金海市にある病院で14日午後8時25分ごろ、MRI撮影のため装置のベッドに仰向けに寝ていた60代の患者が、装置内に引き込まれた酸素ボンベとベッドの間に挟まれ死亡した。
事故現場にいた医療スタッフは「強い磁力を持つMRI装置が作動し、近くにあった金属製の酸素ボンベが装置内に吸い込まれた」と説明している。警察は「死亡した患者の胸の部分には、縦に酸素ボンベに圧迫された跡がある」とし「飛んできた酸素ボンベが患者の頭や胸を強く圧迫したようだ」と話しているという。
問題の酸素ボンベは重さ10キロ、高さ128センチほどで、MRI装置からわずか2~3歩ほどの距離に置かれていた。MRI装置が作動するときは強い磁力が発生するため、近くに金属製のものを置かないのが鉄則だ。病院側は「患者が痙攣(けいれん)を起こし、意識が低下して危険な状態だったため、酸素ボンベを外すことができなかった」と説明した。
MRI室には監視カメラが設置されていなかったため、警察は検死などを行って事故の経緯や医療スタッフらの過失の有無を調査するという。
韓国のネットユーザーからは「MRIを扱う人たちが金属物質を中に持ち込んだらいけないことを習わなかったのか?100%病院の過失だ」「絶対にあってはならないミス」「基本的な常識と安全規則の欠如により生じた人災だよ」「こんな悔しい死に方があるだろうか」「監視カメラの設置を義務化するべき」「MRIの磁力がそんなに強いなんて初めて知った」「米国なら数十億規模の訴訟が起きている」など驚きや怒りの声が相次いで寄せられている。(翻訳・編集/堂本)
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