米ハーバード大、北京での夏季留学プログラムを台北へ移転へ、「友情の欠如」理由に―米華字メディア

Record China    2021年10月17日(日) 10時0分

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米ハーバード大学は、中国・北京で実施してきた夏季留学プログラムを、2022年から台湾・台北に移転して実施する。写真は北京の八達嶺長城。

米国の中国語ニュースサイト「多維新聞」の12日付報道によると、米ハーバード大学は、中国・北京にある北京語言大学と提携して2005年から実施してきた夏季留学プログラム「ハーバード北京アカデミー」を、22年から台湾・台北にある国立台湾大学に移転し「ハーバード台北アカデミー」に改名して実施する。

多維新聞がハーバード大学の大学新聞「ハーバード・クリムゾン」の報道として伝えたところによると、同プログラムは、北京語言大学と提携して毎年6〜8月に実施されているもので、ハーバード大学の学生に、中国語のポップソングを歌ったり、マージャンを楽しんだり、万里の長城を訪れたりすることなどを通じて中国語上達の機会を提供してきた。

同プログラムのディレクターであるジェニファー・L・リウ氏は、台北への移転を決定した理由について「ホストである北京語言大学からの『友情の欠如』が確認されたため」としている。

リウ氏によると、同プログラムでは、7月4日に米独立記念日を祝うパーティーを開催するのが恒例となっていたが、北京語言大学は19年からパーティー開催を認めなくなった。また北京語言大学が近年提供する教室や寮も「われわれがプログラム参加者に提供したいと考えている水準に達していない」という。

リウ氏は、中国側の態度が変化したことについて「米中関係が悪化したことが影響しているのではないか」と疑っている。(翻訳・編集/柳川)

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