客が与えた食べ物やごみで動物の死亡相次ぐ、「餌を与えないで!」動物園が訴え―中国

Record China    2014年5月20日(火) 23時50分

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19日、中国の動物園では観光客の与えた食べ物やごみで動物が死亡する事件が相次いでいる。写真は投げ込まれたペットボトルをくわえる北京動物園のパンダ。

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2014年5月19日、雲南網によると、中国・昆明動物園の動物が観光客の与えた食べ物やごみで死亡する事件が相次いでいる。同動物園は市民らに勝手に餌を与えないように呼び掛けた。

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昆明動物園では毎年、観光客らによる餌やり行為により多くの動物たちの尊い命が奪われている。いたずら心で動物にごみを与える人も少なくないが、ほとんどの人が動物を可愛がって何気なく与えているという。

昨年5月のメーデーの大型連休期間にはヒクイドリが突然死亡。胃を解剖してみると、消化されていないトウモロコシやヨーグルトの入れ物、ペットボトルなどが発見された。また、同年12月にはサンバー(シカ)が死亡。解剖の結果、合計1キロのビニール袋が消化管をふさいでいた。さらに、今年の旧正月期間には2匹のダチョウがビニール袋を誤って飲み込んで相次いで死亡した。胃の中からはペットボトルのふたや竹串の付いたソーセージなども発見された。

ダチョウの事件後、同動物園はパトロールを強化し、観光客のマナー違反に対処している。また、観光客の動物愛護意識を向上させるために、ダチョウのおりの横に注意を呼び掛ける看板を立てることを決めた。(翻訳・編集/藤)

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