2021年9月16日、韓国・ヘラルド経済は「サムスンとアップルのけなし合い合戦に再び火がついた」と報じた。

記事によると、アップルは14日（現地時間）に行ったオンラインイベント発表会で、「iPhone13」シリーズを公開した。新開発の ｢A15 Bionic｣ チップの優れた性能をアピールし、「ライバル社はアップルのチップに追いつこうと必死だ」「昨年のものはもちろん、2年前のものにも追いつけずにいる」との趣旨の発言をしたという。これについて記事は「サムスンが今年初めに発売した自社開発チップセット『Exynos 2100』を念頭に置き、皮肉ったものだ」と説明している。

これに対し、サムスンはすぐに反撃に出た。アップルの発表会後、米国法人の公式SNSアカウントに「半分に折れていたらもっとかっこよかっただろうに（Now how much cooler would that be if it could fold in half？）」と書き込み、「iPhone13」が自社の新スマホ「Galaxy Z Flip3」「Galaxy Z Fold 3」のように「折り畳み式」でないことをからかうような発言をしたという。

サムスンとアップルが「けなし合い」をするのは今回が初めてではない。サムスンは8月末に公開した「Galaxy Watch 4」のPR映像でも、自社製品を丸型のチップ、「Apple Watch」を四角型のチップに例え、坂道をゆっくり転がっていく四角型のチップを丸型のチップが勢いよく追い越していく様子などを描いた。また、アップルが「iPhone 12」を発表したときも、サムスンは「われわれはすでに5Gと友達だ」とアップルの開発の遅れを皮肉ったという。

これを見た韓国のネットユーザーからは「けんかの仕方が小学生（笑）」「幼稚なのはともかく、サムスンがアップルをからかえるほどに成長したことが誇らしい」などの声が上がっている。

また「これまでは『技術のサムスン、デザインのアップル』だったけど、今回はデザインもサムスンの勝ち」「アップルは10年前から同じデザインで革新がない。あんなにみずみずしかったリンゴもいまや腐りかけ」「正直、チップの性能なんて一般人には分からない。ほとんどの人がデザインを重視している」「これからのスマホは折り畳み式が主流だよ」など、「今回はサムスンの圧勝だ」と主張する声も多数寄せられている。

その他「サムスンは外見重視、アップルは中身重視。どちらがいいとか悪いとかじゃなく、ユーザーが好みに合わせて選べるから最高」「サムスンは大口をたたいているけど、Flip3はバッテリーの持ちが悪すぎる」「カメラはiPhoneのほうがきれいに撮れる」などの声も寄せられている。（翻訳・編集/堂本）