多くのロボットがやって来る!人の代わりに何をするか?―中国メディア

人民網日本語版    2021年9月14日(火) 17時50分

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世界ロボット大会2021が10日、北京市の亦荘で開幕した。

手術ができ、ふたを開けてくれ、消毒し巡回点検をする…。今やロボットだけでもこれらの作業を完了できる。世界ロボット大会2021が10日、北京市の亦荘で開幕した。産業ロボット、サービスロボット、特殊ロボットの3大展示エリアで、企業110数社の製品500種超が展示された。多才多芸なロボットが大活躍を見せ、独自の技を披露し来場者を迎えた。

会場を「散策」していたのは四足歩行ロボットで、主に工業施設における巡回点検作業に用いられる。見た目はロボット犬のようで、カメラとレーダーセンサーを背負い、階段や坂を上がるといった動作を行うことができ、さらに人の代わりに危険な場所の巡回点検や地下鉄のパトロールにも利用できる。

高い円形のガラスの展示ブース内で、白色のヒューマノイドが大股で走っていた。ぺたぺたとしっかりした足取りで、頑丈な腕を振っていた。説明によると、これは大型のサービスロボットで、傍らのガラスにはその情報が細かく表示されていた。身長145センチ、体重77キロで、多才多芸だ。楽器、囲碁、太極拳ができ、字や絵をかけ、動作の真似ができる。サービスロボットとしてマッサージをし、茶を淹れるといった家庭サービスを提供できるほか、自動的に冷蔵庫、コーヒーメーカー、掃除機などの家電を操作できる。

「バナナの皮はどこに入れる?」という音声指令を耳にすると、ごみステーションの箱が自動的に開かれる。サービスロボット展示エリアで、ある企業の人工知能(AI)ごみステーションが多くの注目を集めた。AIやモノのインターネット(IoT)などの技術により、このごみステーションはスマートな分別管理を実現できる。

配送ロボットは実用性が高く、応用シーンが幅広く、商業的な価値が高いことで注目を浴びてきた。北京雲迹科技有限公司が構築したホテルのシーンで、雲迹サービスロボット「潤」が宿泊客が必要とする商品を運び自動的にエレベーターに乗り、自動的に障害物を回避し、自動的に電話をかけることで、宿泊客にホテルスタッフと同じ質の高いサービスを提供する。同社の創業者である支濤CEOは取材に、「突発的な感染症により『非接触式サービス』が実需になった」と述べた。雲迹製のロボットはこれまですでに1万軒以上のホテルで導入されており、走行総距離が350万キロメートルを超えている。

湖南瑞森可機器人科技有限公司の楊帥(ヤン・シュアイ)副総裁は、「将来的な高齢化社会の到来、新世代のハイペースな生活や勤務スタイルにより、スマートロボットは長期的な実需となる。中国のロボット企業はチャンスをつかみ、基礎固めをし、中核技術のブレイクスルーを急ぎ、基幹部品の性能と信頼性を高め続け、ロボットが実需となる時代を積極的に迎えるべきだ」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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