Record China 2014年5月17日(土) 21時20分
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15日、中国の巨匠チャン・イーモウ監督がトーク番組の収録で、世間を大騒ぎさせた一人っ子政策違反について初めて正面から語った。
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2014年5月15日、中国の巨匠チャン・イーモウ(張芸謀)監督がトーク番組の収録で、世間を大騒ぎさせた一人っ子政策違反について初めて正面から語った。人民網が伝えた。
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チャン・イーモウ監督の一人っ子政策違反が大きく取り上げられたのは昨年5月のこと。計画出産局の調査は遅々として進まず、世間をやきもきさせたが、昨年12月には監督自身が3人の子供の存在を認め謝罪。今年2月、罰金に当たる社会扶養費748万7854元(約1億2600万円)を支払っている。
今月15日、国営・中国中央テレビ(CCTV)のトーク番組「楊瀾訪談録」の収録にチャン・イーモウ監督が登場。一人っ子政策違反について初めて説明した。このスキャンダルが世間で騒がれていたのはちょうど、最新作「帰来」の撮影時だった。主演のチェン・ダオミン(陳道明)、コン・リー(鞏俐)が非常に心配してくれたと言い、そのために撮影に支障をきたさないよう、「処理をなるべく遅らせるようにした」と語っている。当時は「逃げ回っている」と報道されていたが、やむにやまれぬ理由があったことを初めて明かした。
監督によると、80代と高齢の母親を心配させないよう、なるべく耳に入れたくなかった。ところが、たまたま2人そろっての昼食の時間に、CCTVのニュースで詳細が流れてしまった。驚いて凍りついた監督だが、「母親は逆になぐさめてくれた」と語っている。「母親の世代にとって国営テレビのニュースは『党発表』レベルの重大事で、大罪を犯したような感覚があるはず」と語る監督。しかし、母親の意外な反応に感動させられた様子だった。
存在を明らかにした2男1女は、中学生を筆頭にまだ小さい子もいる。映画の仕事が始まるとそちらにのめり込んでしまうため、「いい父親とは言えない」と自ら語っている。子供たちについては、「人目を気にすることのないような平凡な環境の中で、健康に育ってほしいと願うだけ」と話している。(翻訳・編集/Mathilda)
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